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特集

ミニライスセンターいま注目の新しい米の貯留・乾燥・調製施設

【作業性とコストに配慮したシンプルな機械構成】

 シンプル集団乾燥システム「ドライパル」は、コンパクトとはいえ、機能と作業性を優先し、しかもモミの流れなどに配慮したバランスのよい設計となっています。そして、導入に際しては、現場における加工の手間を極力少なくして、低コストに導入いただけるよう、自信を持って製品化した今日の稲作環境に対応するシステムとなっております。

 シンプル集団乾燥システム「ドライパル」は、荷受から出荷までの一連の機械をすべて自社製品で構成しています。そのため、モミと作業の流れにムダがなく、各部のバランスが最適となるよう配慮されたシステムとなっております。

 システムの流れは、荷受けホッパ、乾燥機、放冷タンク、モミすり機、粒選別機、そして出荷計量機となっております。

(一)荷受けホッパは床面設置型。トラックやコンテナからの張り込みを容易にできるよう、低い受け口となっています。また、キャスタのついた移動型になっており、トラックの横付けなどに苦労する狭い作業場でも、無理のない張り込みができるようになっています。

(二)乾燥機は、すべてプログラムタイマーによる自動調質乾燥。水分制御、温度制御、循環制御、そして過乾燥防止などがすべて自動で行われ、低温でしかもムリ、ムラ、ムダなく乾燥調製するので、胴割れ米や乾燥ムラがなく、過乾燥や肌ずれのない良質米づくりに威力を発揮します。

(三)放冷タンクは、面積を取らない乾燥機型としています。そして、関連の搬送機械が低くてすむように設計。建屋自体が低くなり、既存の作業場でも設置できるように配慮しています。

(四)モミすり機は、ゴムロールを傾斜配置させて脱ぷ能力を向上させています。そして、玄米とモミを二方向に分離させることによって安定した選別ができるようにしております。

(五)出荷計量機は、製品タンクとの一体型。そのため大幅な省力化を図っています。なお、ドライパル施設に合わせたミニ精米・計量プラントも施工できるようになっています。

 以上のように、ドライパルはムダを省き、機械構成を必要最小限に抑えたものにしております。その結果、建物の高さは六〇石(六〇〇〇kg)型の乾燥機YDP-60でも軒高が五・五m、三五石(三三〇〇kg)型のYDP―33で四mと低く、既存の作業場でも設置可能であり、導入費が比較的安くてすむのも大きな特徴です。

 そして、シンプルな設計ですから、故障が少なく、操作も簡単にでき、少ない人数で処理でき、大幅な省力化が可能なシステムとなっていることも、農業経営者の方々のご要望にお応えできるものです。

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