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特集

ミニライスセンターいま注目の新しい米の貯留・乾燥・調製施設

【各地の設置事例】

 次に設置事例で活用方法をご紹介しますと、新潟県では生産組合(三人)でNDS5型(二・五ha×一〇基)を補助事業で導入されまして、各人がそれぞれ三ストッカーずつ個別で使用されております。補助事業の活用と個別処理をうまく両立されている事例です。

 山形県の農業生産法人はNDS5型を融資で導入されまして、特栽米を主体に全面請負分を処理されております。乾燥作業請負分は個別処理なので既存の乾燥機で対応されています。また、将来の規模拡大に備えてもう一基NDS5型が設置可能な敷地を用意されています。手持ちの乾燥機とNDSをうまく活用されている事例です。

 富山県で今年納入させていただいた稲作請負会社では秋の深夜労働、荷受け能力の不足、乾燥機の老朽化等が問題となりました。そこで全処理量の約三分の一が貯留乾燥できるNDS10B型(六ha×一〇基)を第一期工事として導入されました。これにより六〇haのモミ摺り作業が不要となり、日量五~七ha分の荷受け能力が増強され特栽米の付加価値を高めることが可能になります。将来は乾燥機の老朽化や規模拡大に応じて順次隣接して設置されるご計画です。会社として従業員の年間を通じた作業配分、将来的な規模拡大、売れる米づくり等を考慮されて導入された事例です。

 最後に愛知県で今年納入させていただいた専業農家(受託も含めて三〇ha規模)の事例ですが、NDS1型(冷却タイプ)を特栽米として作業場内に設置されました。冷却タイプなのでモミの低温貯蔵ができ、年間を通した今摺り米の出荷が可能となります。処理量の全量を低温貯蔵する必要はありませんので、外気温が高くなる梅雨前後からの出荷分だけを効率的に低温貯蔵されます。また、将来的には作業場に隣接してNDSの屋外型を設置されれば、全量の除湿乾燥が可能となります。段階的な投資と、「除湿乾燥+モミの低温貯蔵」で差別化を図られている事例です。

 これ以外にも、ナチュラルドライストッカーの様々な活用方法が考えられますし、補助事業の対象にもなりますので、お気軽にお問い合わせいただきますようお願い申し上げます。

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