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【北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信】
素直な態度と心で営農します・・・・・・って、らしくない!?
- 西南農場 代表取締役 宮井能雅
- 第19回 2009年09月01日
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難局を救った言葉「死ぬ気で生きなさい」
本年も終戦記念日を迎えた。気に入らない。そして素直ではない。何がって? 終戦記念日と言う呼び方だ。敗戦日と言えばいいのだ。物量と民主主義の米国に負け、今は直接文句が言えないから左翼で自民党支持者の生産者に言わせていると……。
当時の戦争遂行責任者である軍司令部と現場の兵士とでは、戦争そのものにかなりのずれが生じていたことは、読者の皆様もご存知であろう。農業と関係のない話だと思われるが、果たしてそうだろうか。どの政党の政権になっても、戦争も農業も結局は生き残りをかけた戦いである。勝ち残り、面積の拡大が進めば、政府予算配分を面積や作物に応じてより多くいただける。一方、面積の拡大が進まない者は、時間の経過とともに廃れていくのは戦後の短い歴史を見ても、間違いない事実である。そして都市に吸収された者は直接国家予算などという存在からはかけ離れた環境になる。最悪の場合は本当の生活のための補助金が市町村を通じていただくことになるかもしれない。一番見苦しいのはこのような元農村社会出身者が農業批判を行う場面である。自分達が農業社会で生き延びられなかったので、今の農業社会を批判することは、みじめで恥ずべき行為である。
人を殺し合う戦場では自分がより強くなり、相手を打ちのめし、生き抜く意思を持つことが当然だが、相手が自分よりも弱ければ相対的に見て自分の優位性が高くなってしまう。そんな低次元の産業がこの日本に存在するのかもしれない。
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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