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過剰の対策、欠乏の克服

梅雨後の日本型干ばつ害対策

今年の梅雨は、2カ月余り曇天・降雨が連続する例年にない気象となりました。農作業が遅れ、段取りが狂い、気分の休まる暇がなかったという方も少なくないでしょう。しかし、気象に対する恨みつらみをボヤくだけではいけません。例年に比べて作物のどこがどう違うのかを観察し、変化を見極める目を養って、この経験を次に生かすことが大切です。特に、梅雨期の気象変化は葉の構造にも影響を与えるものです。葉の表面と裏側では組織構造が違うため、気象の影響はそれぞれ異なります。さらに、そうした変化があるために発生する問題もあります。そこで今回は、梅雨期に起きやすい葉や根の変化、対処方法などについて解説していきたいと思います。
太陽光の強さで変わる葉と根の組織構造

 今年の梅雨は、2カ月余り曇天・降雨が連続する例年にない気象となりました。農作業が遅れ、段取りが狂い、気分の休まる暇がなかったという方も少なくないでしょう。しかし、気象に対する恨みつらみをボヤくだけではいけません。例年に比べて作物のどこがどう違うのかを観察し、変化を見極める目を養って、この経験を次に生かすことが大切です。特に、梅雨期の気象変化は葉の構造にも影響を与えるものです。葉の表面と裏側では組織構造が違うため、気象の影響はそれぞれ異なります。さらに、そうした変化があるために発生する問題もあります。そこで今回は、梅雨期に起きやすい葉や根の変化、対処方法などについて解説していきたいと思います。

 まず、葉の表面組織がどのような構造になっているのかというと、ツバキの葉を思い浮かべていただくとわかりやすいでしょう。ツバキの葉の表面はツルツル、ピカピカしています。これは表面にクチクラ層と呼ばれる部分があるからです。クチクラ層は、葉を覆う「鎧」のような役割を果たしており、外部からの悪影響が葉の内部組織に及ばないようにガードしています。具体的には、雨、風、害虫、病原菌、低温や高温、そして太陽光などから葉を守っています。

 ここで気になるのは、光合成に役立つはずの太陽光から、なぜ葉を守る必要があるのかという点です。実は、太陽光がすべての作物にとって役立つとは限りません。あまりに太陽光が強い場合は葉が傷つけられてしまうこともあります。いわゆる、葉焼けという現象です。葉焼けを起こすと葉全体が黄色くなり、手で触るとOA紙のようなカサカサとした感触があります。さらにその程度が進むと葉が枯れてしまうこともあるのです。

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