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エコファーム・アサノ 脳業発想力

秋の夜長に農業書なんて読むんじゃねえ

夜が長くなって読書にはいい季節になったな。うちの畑のまわりには余計な外灯もないし、聞こえてくるのは虫の声くらいで静かなもんよ。俺の場合はテイスティング・キッチンの片隅で、本やら雑誌のページをめくるのが楽しみだね。
夜が長くなって読書にはいい季節になったな。うちの畑のまわりには余計な外灯もないし、聞こえてくるのは虫の声くらいで静かなもんよ。俺の場合はテイスティング・キッチンの片隅で、本やら雑誌のページをめくるのが楽しみだね。

 前回のこのコーナーでは、百姓だからって農業書ばっかり読んでるんじゃねえよって言ったけど、そりゃ俺だって『現代農業』くらいは読んでるよ。もちろん『農業経営者』も創刊当時から取っている。あ、そうか、この人はこういう考えでやってるんだ、この人がこういうことを考えて成功したんだったら、俺はこういう考えでいこうとかね、発想の糧にするわけ。本とか雑誌ってのは、ただ銭を払えば配達してくれるわけで、べつに俺が動かなくても情報が入ってくるんだから便利じゃん。『農業経営者』はいくらだっけ? 年間1万8000円か。そんなのスナックとかレストラン行ったら1回で終わりじゃんよ。でもスナックに1回行ったからってどんだけの情報が手に入る? それを考えたら安いもんじゃん。

 ただよ、逆説的かもしれねえけど、百姓が発信する情報を百姓が読んだところでたかが知れてんだよ。農業をやってる人なら誰もが知ることのできる情報なんて、俺独自の情報にはならねえの。やれ防除の仕方だの肥料のやり方だの栽培技術ばっかり勉強したってしょうがねえんだよ。

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