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【坂上隆の幸せを見える化する農業ビジネス】
情報を集約し業務を最速化する
- 農業生産法人 株式会社さかうえ 社長 坂上隆
- 第10回 2009年10月01日
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本連載の第1回目で、私は「経営者の仕事は未来を予測することである」と説いた。過去や現在について考える時間はムダであり、そのような時間を減らす工夫として、「ノートパソコンを常にスリープ状態にし、1秒で立ち上げるようにする」「事業の進歩や思いついたことは全てエクセルに入れる」など、普段実践している取り組みを紹介した。すると読者から予想以上の反響があった。そこで改めて、(有)さかうえにおけるIT利用の応用編を記したいと思う。
そもそもなぜITを使うのか。単純な話、こんなに少ない投資でこれだけ大きなメリットを生み出すツールは他にない。業務のスピード化、情報の共有など会社の合理化を進める上で、ITは欠かせないものとなっている。
私がITによって、もっとも実現させたいのは「同期化」である。社内のサーバのデータは、外に持ち出したパソコンでも見られるよう設定しておき、紙書類も全てスキャンしてデジタルデータ化する。こうすればどこにいても、働く環境は一定であり、情報が乖離しない。
最小限の投資で最大限の効果
そもそもなぜITを使うのか。単純な話、こんなに少ない投資でこれだけ大きなメリットを生み出すツールは他にない。業務のスピード化、情報の共有など会社の合理化を進める上で、ITは欠かせないものとなっている。
私がITによって、もっとも実現させたいのは「同期化」である。社内のサーバのデータは、外に持ち出したパソコンでも見られるよう設定しておき、紙書類も全てスキャンしてデジタルデータ化する。こうすればどこにいても、働く環境は一定であり、情報が乖離しない。
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坂上隆 サカウエタカシ
農業生産法人 株式会社さかうえ
社長
1968年鹿児島県生まれ。24歳で就農。コンビニおでん用ダイコンの契約栽培拡大を通して、98年から生産工程・投資・予算管理の「見える化」に着手。これを進化させたIT活用による工程管理システム開発に数千万円単位で投資し続けている。現在、150haの作付面積で、青汁用ケール、ポテトチップ用ジャガイモ、焼酎用サツマイモなどを生産、提携メーカーへ全量出荷する。「契約数量・品質・納期は完全100%遵守」がポリシー。03年、500馬力のコーンハーベスタ購入に自己資金3000万円を投下し、トウモロコシ事業に参入。コーンサイレージ製造販売とデントコーン受託生産管理を組み合わせた畜産ソリューションを日本で初めて事業化。売上高2億7000万円。08年から食品加工事業に進出。剣道7段。
坂上隆の幸せを見える化する農業ビジネス
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