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過剰の対策、欠乏の克服

根が伸びる条件、伸びない原因


 また、土中水分の程度については、生産者によって様々な見解が見られることからもわかるように、作物によって水への反応がずいぶん異なります。まず言えるのは、土中に常に充分な水があると、根は細かい根を伸ばさなくなり、根を伸ばす範囲もそれほど拡げなくなるということです。根が作物体を支え、水と栄養を吸収する役割があることから考えると、水が充分にある条件下では根をそれ以上伸ばす必要はなくなります。逆に水が不足ぎみに推移すると、根は細根を張り巡らせて限りある水分を吸水しようとします。

 今年は、7月から8月半ばまで続いた長い梅雨で根が不活発になり、根張りも弱くなりました。さらに、そこに干ばつが襲い、作物はかなり衰弱しています。こういった時の対処法としては点滴潅漑が理想的ではありますが、どのような状況でも使えるわけではありません。今回触れた根の伸長や繁茂していくメカニズムも含めてよく考えることが大切です。

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