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バルカン農業だより

お宝トリュフがザクザク!

セルビアの首都ベオグラードに私が赴任したのは2001年のことです。当時は日本企業で事務所を開いていたのは三井物産だけでしたので、日本といえば化粧品から車まで、ひっきりなしに問い合わせがきました。とてもビジネスにはならないものもありましたが、「できません」「知りません」では皆さんの期待に応えられませんから、ずいぶん頭をひねったものです。
 セルビアの首都ベオグラードに私が赴任したのは2001年のことです。当時は日本企業で事務所を開いていたのは三井物産だけでしたので、日本といえば化粧品から車まで、ひっきりなしに問い合わせがきました。とてもビジネスにはならないものもありましたが、「できません」「知りません」では皆さんの期待に応えられませんから、ずいぶん頭をひねったものです。

 セルビア人は大変な親日家です。素晴しい車や電化製品を作っている先進工業国という憧れからでしょうか。あるいは戦争で負けてもあんなに復興した国だと、日本を尊敬の対象として見ているのかもしれません。だから問い合わせも無碍には扱えません。大事な日本のファンをなくしてしまいますから。

 ある日、大使に誘われてセルビア中部の山村へ行った時、親日家の画家が長野県からシイタケ栽培セットの輸入を考えている、と言って裏庭の納屋を見せてくれました。そこでは既に数本の原木でシイタケを栽培していました。日本のシイタケの知名度が高いことに驚きましたが、大々的に栽培セットを輸入したいという話は結局実現しませんでした。

 シイタケはヨーロッパのスーパーには必ず置いてある定番商品です。中国人か韓国人が栽培している例が多いと思います。需要が伸びているのか、その後もシイタケを栽培したいという照会は時々届きましたが、売り先をロシアに考えているところはセルビア人らしいです。セルビアはロシアと自由貿易協定を結んでいるので輸出が簡単ですし、とにかくキノコが大好きなロシア人ならばいくらでも売れると踏んでいるのでしょう。人件費は安いし、ロシア人の扱いに慣れたセルビア人と組んでみようと思う人にとっては、立派なビジネスチャンスです。

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