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今年の市場相場を読む

秋から冬のキノコ類の動向

ナメコ 独自の地位を保つ定番キノコ。足つき品の需要開拓は可能性大

【概況】

東京市場のナメコは、年間3700t前後の入荷量を推移しながら、長期的には漸増している。秋から冬にかけての入荷が多いが、夏場でも2割前後減るだけで、年間を通じてコンスタントに入荷している。近年はやや単価安の傾向にあるものの、シェア28%の山形を筆頭に、福島、長野、新潟などで主産地群を形成しており、その構成は長期にわたってほぼ変化がない。エリンギとはまた違った意味で特別なキノコである。

【背景】

ほかのキノコ類が際立った栄枯盛衰を見せるなか、ナメコはひとり特別な地位を保っている。味噌汁など汁物に特化しているキノコだけに、一般用にしても業務用にしても底堅い需要に支えられている。近年の漸増傾向は“足つき”品などの商品バラエティの拡大で、新たな食味や利用法が受け入れられているためだろう。農業系の生産が中心だが、栽培法も特殊なだけにノウハウを持つ産地に永続性がある。今のところメーカーが参入する気配はない。

【今後の対応】

定番の汁物や大根おろしとの組み合わせなどで一定の需要を得ているが、最近では“ネバネバ系”食品の仲間として受け入れられる余地がある。とくに足つき品は調理の幅を広げているし、食味も一段と向上した。地方ではこの足だけを商品にしているほど石突部分の食味は独特で、さらに普及させる上でのポイントになっている。外食への売り込みを含めて、メニュー提案を継続することで、需要の創造が可能なキノコだ。

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