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自画自賛だと笑ってくださっても結構。事実そうだからである。そこまでしても皆様にお伝えし、ご参加いただきたいことがある。
そのひとつ目は、2009年から試験運用している弊社の農業総合専門サイト「農業ビジネスhttp://agri-biz.jp」のことである。すでに、かなりの定期購読者に会員としてご参加いただいているが、まだまだ多くの方々に参加をお勧めしたい。
「農業ビジネス」では、本誌定期購読者であれば全ての本誌バックナンバーを無料でご覧いただける。さらに、年間1万円をお支払いいただければ、弊社で開催している定例セミナーの様子を映像でご覧いただける。本誌定期購読者には、同サイトよりその音声だけを無料でダウンロードしていただくサービスをご提供しているが、映像化されていることで講師の示す様々な図表や写真も含めてその内容を聴講できることになる。
定例セミナーは、07年8月10日開催の第1回目より、概ね月に2回のペースで開催している。1回は農業経営者に、そしてもう1回は様々な業界の識者に講師をお願いしている。セミナーに参加したくとも夏場は上京できないという読者も多い。そんな方々でもネット上で聴講していただきたいと思って提供しているものだ。すでに43回開催されているセミナー。それを定期購読料プラス1万円で自宅にいながらにして聴講できるのだ。こんな割安な、そして多様な内容を含む農業講座がどこにある。読者諸氏には、読者であればこその特典を無駄にしないでいただきたい。
「農業ビジネス」ではすでに農業ニュースを毎日配信しているが、さらに「農業ビジネス」の独自コンテンツを拡充していく。
筆者はこう考えている。
「農業経営者」読者の会をいわば「農業同友会」というべき組織に発展させていきたい。「農業経営者」はその機関誌となればよいのだ。
読者の会定例セミナーの開催もそうした意図を含んでいる。読者諸氏もできることなら、会場に来て様々な業界の参加者と懇親し、人間関係を作っていただきたい。弊社の事務所会議室で開催するセミナーでは30名弱を収容するのが限界であるが、セミナーのネット聴講とともに、会場の様子を感じていただければと思う。
会員になるにはネット上からの登録が必要になる。通信インフラが未整備で大きなデータを受信できないという地域の読者に合わせてデータ容量を敢えて落としているので、そんな方もお試しを願いたい。また、定期購読者以外でも「農業ビジネス」を通じて本誌の掲載記事を単品で購読することも可能である。
そして、もうひとつ。09年3月の読者の会全国大会の一コーナーとして開催した農業ビジネスプランコンテスト「A-1グランプリ」を、次回は全国の信用金庫のご支援を得て開催することになった。全国9ブロックに分けた地方予選から1年間を通したイベントとしていきたい。参加資格も本誌読者の枠を超え、地域産業としての農業を多様な業界人を交えて活性化できればと考えている。地域金融機関である信用金庫であればこそ持つ異業種のネットワークを活かしていく。それも、政治や行政に頼らず、一人ひとりの国民、事業者たちが自賄いで農業改革を進めようということだ。
読者の皆様とともに、商工会議所や経済同友会なども巻き込みながら実現したい。皆様のご協力をお願いしたい。
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昆吉則 コンキチノリ
『農業経営者』編集長
農業技術通信社 代表取締役社長
1949年神奈川県生まれ。1984年農業全般をテーマとする編集プロダクション「農業技術通信社」を創業。1993年『農業経営者』創刊。「農業は食べる人のためにある」という理念のもと、農産物のエンドユーザー=消費者のためになる農業技術・商品・経営の情報を発信している。2006年より内閣府規制改革会議農業専門委員。
江刺の稲
「江刺の稲」とは、用排水路に手刺しされ、そのまま育った稲。全く管理されていないこの稲が、手をかけて育てた畦の内側の稲より立派な成長を見せている。「江刺の稲」の存在は、我々に何を教えるのか。土と自然の不思議から農業と経営の可能性を考えたい。
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