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エコファーム・アサノ 脳業発想力

食品見本市では「展示されていないもの」を探せ


 まったくよ、先月号のがなりの記事ときたら、人をジジイ呼ばわりかよ。「優秀な若者が入ってこなければ農業に未来はない」か。だったらこれからは世襲を禁止したらいいんじゃねえかな。法改正して、農業は農家の息子が跡を継ぐんじゃねえってことにしちまうの。農地は国家のもので、すべての国民のもの。だから誰でもできますよってことにすりゃあ、農業に興味がある奴に平等にチャンスが与えられるじゃん。そのかわり、農地には家を建てたり勝手なことはできねえようにすればいいわけ。なかなかいい案だろ?

 幸いうちの場合は、畑に通ってきて農業を面白がる若い奴らがいる。親戚でもなんでもねえのに遊びにきてくれるのは、俺としても嬉しいところよ。チビたちだっていっぱいくるよ。将来何しようかなんてまだ考えてねえだろうけど、大きくなったときに「そういえば子供の頃、変なおじちゃんのところに行ったな」って思い出してくれたらいいじゃん。それで、じゃあ僕は料理人やろうとか、百姓やろうっていうのが一人でも多く出てきたらいいじゃんよ。

 農業をやるうえで大事なのは、楽しいのはなんだってことよ。そりゃ仕事は仕事でやっぱり頑張るしかないよ。でもそれを、疲れて頑張るのと、楽しく頑張るのとどっちがいい? 農業なんてどうせつまらねえんだから、楽しみながらやったほうがいいじゃん。それが俺の場合は、人とは違う品種を栽培することだったりするんだよ。

 特にこれからの冬の間は、変わった品種を探すにはちょうどいいね。来シーズンの楽しみのために、新しい種子をどうやって確保するか、リサーチの時間にあてるわけ。だから俺は、幕張メッセの「FOODEX JAPAN」とか面白そうな展示会には足を運ぶようにしている。食品の見本市だけじゃなく、フラワーショウにも行くよ。俺は展示されている花を見て「これは食べれるのか?」って聞くもん。そんで目の前でつまんで食べちゃうの。

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