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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

1年を振り返りつつも前進あるのみ



あらためて喜怒哀楽を感じさせられたこの1年

 2008年もいろいろな人に出会い、いろいろなことを学び、農業の厳しさも再体験させられた。北海道の7月の気候は異常であった。普通の年であれば晴天が続く季節に、よく本州で聞く、毎日毎日、雨また雨であった。私はまあまあだったが、空知の麦はほぼ全滅、大豆も半作程度であっても、このような気象条件で平年作を取っている生産者がいて、彼らからの改善策を学んだことは将来への唯一の救いであった。

 最初からアクセルフルスロットルでいきたい。この業界には変な輩が多すぎる。周辺産業と言えば聞こえは良いが、なぜ農業に直接関与しない人たちや組織がこれほど多く存在するのだろうか。野球だったら外野席はわずかしかお金を出さない、だからホームランが来たときだけそれなりに振る舞えるだけの、チケット買わずにタダ券で見ているような輩が、農業を物知り顔で語っている。それだけでなく、それを生活の糧にしようなんて不届き者が多すぎる。特に○○先生、●○教授なんて言う肩書を持つ人物が一番危ない。マトモに現状と将来のあり方を語れる先生はほんのわずか。投資もせず、地産地消、有機栽培、安全・安心なんて言葉を使うマルクス・レーニン主義を前面に出す大先生は実におめでたい存在だ。ある教授が「農学部は農業をするための学部ではない。農業は儲からないのが分かっているから、微生物、育種、環境など広い範囲の農学を教えているのだ」と話されたそうだが、正直なものだ。

 こんなことは、ちょっと考えただけで理解できる話である。20兆円を超える売上があるトヨタのネタを評論して、この世の中何人が飯を食えます? 現実は車で年間数千人の方が亡くなっていながらTVでは安全・安心の社会を目指しますだって? それにラウンドアップよりも急性毒性が高い酒を飲んで肝硬変になり、亡くなった家族のことを嘆かず、息子が農家を後継ぐよりもサ●●リーやア●●ビールに入社させることを望むバカ親は何を考えているんだ?

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