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高橋がなりのアグリの猫

「社員の心に蒔いた種がポツポツ発芽し始めた4年目でした」



 なので国立ファームの創業期は兵隊作りの4年間でした。僕は社員たちを“虫けら”と呼びます。本能だけで生きている人間は虫けらと同じです。社員たちを虫けらから人間にするために無数の種を虫けらの心に蒔いて来ました。そして踏み固めて霜に当てて、除草剤や土壌消毒剤を使わず、たまに日光や水を与えて育ててきました。やっと3分の1の社員から小さな双葉が発芽してきて、虫けらから人間に、そして兵力に変化しつつあります。

 “種”とは、“姿勢”のことです。“種を植える”とは“教育”のことです。姿勢という種は簡単に発芽しませんので、教育は時間と忍耐が必要になります。種を植えた土(人)がある一定の条件にならないと発芽しないからです。僕が埋め込んだ種という言葉に、実体験から感じた感情が重なることが重要なようです。

 先日、新卒2年目の取引先のスーパーで青果の売り子をしている女の子から報告を受けました。寒じめホウレンソウの試食を出したお客様から「試食はいいわ。先日あなたが勧めてくれた小松菜が美味しかったから、あなたが勧めるホウレンソウならいただくわ」と言われて値段も聞かずに買って行かれたそうです。そして彼女から「信用されることの喜びを知りました。その信用を裏切りたくないので、高橋さんの言う“結果に拘れ”という意味が分かりました。これからは仕入課にドンドン厳しい意見を言って行きます」。……パッと発芽した瞬間を感じました。彼女の名前は10年後の社長候補リストに載せておきます。

 今年は虫けらから脱却した兵隊を士官に昇格させるための準備をする年になりそうです。目的をしっかり見定めた兵隊は躊躇なく特攻して行きます。躊躇のない兵隊に敵の玉は当たりません。生き残る兵隊に経験を積ませ、僕が築いてきた兵法を教え込んだ士官が生まれてきたときの国立ファームはきっと皆さま生産者にとって最強の親衛隊になります。

年明けですので、国立ファームに期待していただけるような強気な発言をさせていただきました。

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