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ひとくちに移民といっても受け入れる国次第のようだ
新年から暖かくメデタイ話をしよう。まともな男であればラブ・ロマンス映画なんて言う物は見ないし興味がないものである。まして50過ぎた農家のおやじが見ることはあり得ない、しかし見てしまった。それも2本も。成田からスキポール(オランダ)に向かう飛行機の中でじっくりと見てしまった。
普通だったら食事をして歯を磨き、鼻炎の薬を飲み、その副作用でぐっすり寝てしまうのだが、間違って副作用の少ない鼻炎の薬を持参してしまい、ガンガン目がさえてしまった。隣席の金髪おやじと語らってもつまらないので、仕方なく映画を見ることになった。1本目は『500日のサマーズ』2本目は『男と女の不都合な真実』。内容は…、ヤメとこ。みなさんお金を払って見てください。この映画はラブ・ロマンスと言うよりも半分コメディ系だったので、すんなりとみることができたのだろう。で、農業と何の関係があるのか? ほとんど関係がないのだが、世情を反映しているのか、上級クラスのシートはほとんどコケージアン(白人)ばかりで、日本人はほとんどいなかった。こりゃ生産者も稼がないとエコノミークラス症候群で倒れてあの世に行って、喜ぶのは保険金もらってニタニタする家族の顔を想像したくないものだ。実は帰りの飛行機の中で、あるご婦人が倒れて顔にけがをされた。日本人とオランダ人のお医者さんが対応されていたので、スチュワードに「お医者さんはいつも乗ってるの?」と聞いてみた。答えはあっさりと「はい、必ずいますね」だって。というわけで飛行機の中で具合が悪くなってもすぐに天国に行くことはなさそうだ。
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宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
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