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オランダ 農作業用ロボットが賢く進化
2009年の初夏、国際的に知られる農作業用ロボットに関するイベントがオランダで開催された。このイベントに参加した自走式ロボットは、以前よりもより賢く、そして力強く進化していることを証明した。
これまで問題とされてきたロボットの信頼性に対する不安や、暴走して作物を踏み荒らすといった課題は、ほとんど解決されている。今、開発者たちが注目しているのは、小型機械に実際の農作業をしっかりと遂行させる方法だ。その能力を見るため、ワゲニンゲンの町で開催された第7回となる今回のイベントでは、進路上に置かれた色付きのボールを指示通りに選んでスプレーするという競技が行なわれた。
この競技では、ドイツのブラウンシュヴァイク大学のロボットが総合的に良い成績を収めたが、チェコ製ロボットの頑丈さと、長さ45cm、高さ30cmという小ささは観戦者たちに強い印象を与えた。
合計16チームが製作したロボットには楽しい愛称が付けられている。ドイツのオスナブリュック大学は「びっくり仰天(Amaizing)」、オランダ・アムステルダムのホゲスクールは「酔っ払い(Boozer)」、フィンランドのヘルシンキ大学は「簡単車(Easy Wheels)」という具合だ。
南アフリカ 農業でも活躍するベル社製新型輸送車
南アフリカのベル農業設備会社といえば、サトウキビ収穫用の三輪ローダーで知られている。1968年にその製造を始めてから発展を続け、世界を舞台に事業を展開する一流企業に成長した。特に、連結式ダンプカー部門は目覚しい発展ぶりだ。
最新機種は写真の4206D型。左右のホイールを一本の車軸で繋ぎ、荷重を車軸で支持する構造のリジッド・トラクタだ。
搭載しているメルセデス・ベンツV6モーターの出力は315kW/427馬力。トランスミッションと車軸は、けん引総重量60tに対応できるよう設計されている。トルク・コンバーターとロックアップ・クラッチの採用によりトルクを増幅し、ダイレクト・ドライブによって経済性も向上した。同機の需要は、農地の開墾や整地作業のほか、ダム建設などの各種建設プロジェクト分野にも広がっている。
フィンランド 「鼻先」が左右に動く新システム
フィンランドのLHリフト社が、新しい旋回フロント・リンケージを設計する上で最も重視しているは、快適性・効率性・安全性だ。
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