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2.04回
観光庁は2月15日に「平成21年国民の観光旅行の動向と課題に関する分析」結果を発表した。このうち、旅行者は「何をするか」で動いているのであり「どこに行くか」で旅行をしているのではないという分析結果があった。「平成20年度日本人の旅行行動に関する実態調査(観光庁)」によれば、「趣味をするために」「資格取得などのために」という動機を持つ人や「リフレッシュ」を動機とする人は旅行回数が多い(年2回以上)。
最近、2つの地域の小規模な観光旅館で話を聞く機会があった。どちらも客単価2万円を超える価格設定だ。
2009年夏季は景気の不透明感に加え新型インフルエンザ騒ぎで旅館業界は大きな痛手を受けた。日本観光旅館連盟の調査によれば、小規模旅館(客室数29室以下)の定員稼働率は全国平均で27.4%と前年に比べ7.1%減少した。新型インフルエンザによる旅行控えなどは秋季に終息に向かったが、不景気の影響などで稼働率は前年比2.6%減の29.9%と、回復基調には戻らなかった。
しかし、話を聞いた2つの旅館はどちらも稼働率80%以上なのだ。1つは近畿にある旅館だが、新型インフルエンザの影響で春季こそ客足が減ったものの、夏からは80%超に戻り、2月以降は、予約100%が続いている。
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松田恭子 マツダキョウコ
(株)結アソシエイト
代表取締役
日本能率協会総合研究所で公共系地域計画コンサルタントとして10年間勤務後、東京農業大学国際食糧情報学科助手を経て農業コンサルタントとして独立。実需者と生産者の連携の仕組みづくりや産地ブランド戦略を支援している。日本政策金融公庫農業経営上級アドバイザー試験合格者。(株)結アソシエイト代表取締役。
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