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葉面撒布肥料 ニュートリバント プラス
一般的な常識として、肥料は作物の根から吸収されるもの。しかし実際は根だけではなく、葉、茎、実、花弁からも肥料成分を吸収することが可能で、栄養素の移動は5~20倍効率がよく、即効性も高かったりする。ただし葉面への肥料撒布には二つの問題点がある。ひとつは葉には皮膜部分のクチクラ層と内部にワックス状物質が立ちはだかるので、散布した成分量の半分も吸収できないこと。もうひとつは浸透力を高めようと展着剤を使用した場合、葉の表皮上に留まって葉の組織にダメージを与えてしまうことだ。
そんな問題点を解決するのが、東海物産から発売された葉面撒布肥料「ニュートリバント プラス」である。この肥料を撒いて葉の表面に肥料成分を固定させると、葉が窒素、リン、カリなどの多量養素を吸収し、代謝プロセスに組み込んでいく。なぜこんなことが可能なのかといえば、「ニュートリバント プラス」にファーティバントという新しいメカニズムが組み込まれているからだ。ファーティバントは細胞間のスペースに分け入ると、組織を傷つけることなく、クチクラ層をゆっくりと通過。その後、肥料への効果は3~4週間にわたって持続するが、約30日後には作物の表面で分解される、作物および環境にも優しい新技術なのである。
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