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“国立BBQファーム”がいよいよ3月から始動しました。3年前、農地を買う資格がなく、仕方なく宅地を買って農地にした約440坪を持て余していたんです。1年間の農業研修に行かせた4人の新入社員が戻って来たときのために用意した農地でした。都市農業として付加価値のある施設栽培農業を模索する予定でしたが、全員に逃げられてしまい固定資産税の年100万円を浪費する無駄な資産として残っていました。
さあ、ここから発想の転換をするチャンスが生まれるんですね。宅地を買わなければ良かった! という発想は僕にはありません。宅地を買って良かった! に無理やり後付けすれば良いだけなんです。「宅地だから土地代や税金が高い」というマイナスと「宅地だから農地以外にも利用できる」というプラスを掛け合わせるのです。
「僕が自分の農場にしたら楽しいので社長業をしなくなる」「社員に生産させても、指導できる人材がいないので利益を出せない」「ならば、素人に農地として貸そう」「農地として貸したら税金代も出ない」「ならば、アパートを建てるか?」「それじゃ、国立ファームを創った意味がないだろ!」「そうか、どこにでもある農地をレンタルするから第一次産業の匂いがして、買い叩かれるんだな。第三次産業であるサービス業にして農地が付加価値として付いてくるというニュアンスの商品にすれば、固定資産税を払っても利益が出るかもしれないぞ!」となった訳です。
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高橋がなり タカハシガナリ
国立ファーム(有)
代表取締役
1958年生まれ。専門学校卒業後、佐川急便にてドライバーを経験。その後テリー伊藤に見込まれ、「元気が出るTV」などのディレクターを務める。30歳で起業するも、二社の経営に失敗。三度目の正直でアダルトビデオメーカー「ソフト・オン・デマンド株式会社」を設立。10年で100億円企業にまで育て上げて引退する。2006年4月に「青葉株式会社」を立ち上げ、農産物の生産から流通、販売まで一貫して取り扱う「国立ファーム設立準備室」を青葉株式会社内に作る。過去にNTV「マネーの虎」に出演して一躍注目を集めたほか、『サイゾー』『Big tomorrow』『Ray』『R25』『フロム・エー』など多くのメディアに登場。人生を切り拓く独自の哲学が若者のみならず多くの人々の共感を得る。著書に『がなり説法』(インフォバーン)、『がなり流!』(青春出版社)、『社長の遺言』(インフォバーン)などがある。
高橋がなりのアグリの猫
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