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北海道長沼発ヒール・ミヤイの憎まれ口通信

有雪文化と無雪文化



 この法律をよく読むと前文には「配偶者からの暴力の被害者は、多くの場合、女性であり……」とあるが、DV法が出来た時には、現実(男子被害者)に適した運用に感謝したいと、北海道の多くの旦那様は大喜びしただろう。

 なぜこのような違いが北と南で起きるのか。一番の違いは気象条件だろうか。北海道は他の府県に比べて気温が低い。まだ生きている人達ばかり調べてもつまらないので、ネットで各都道府県別の凍死者数を調べて見たところ、調べきれなかったと言うよりも、その様なことを発表していないようだ。諸外国を見ると寒いはずのスウェーデンよりも暖かいポーランドやドイツ、著しいのはあのフランスに凍死者が多いのにびっくりした。考えて見れば当たり前である、寒いから“家”に入るのである。北海道の家に入れば凍死することはないが、九州や四国の一般住宅では全室暖房はまだまだ普及していないので、北国の人間にとってとても寒く感じるし、酔っぱらって寝過して本当に凍死してしまうかもしれない。私の知る限り、地元北海道で凍死したなんて言うことを聞いたことはない。たぶん東京・上野の方が凍死者の数は多いのだろう。

 そうなると人の行動パターンは寒さだけでは説明しきれないことに気がついた。もしかして足りないのは他にあるのかも。

 根雪と言う言葉がある。気象庁の専門用語では長期積雪と呼び、秋から冬になり雪が降り、ある一定期間、雪が解けない状態をいう。信じられないことだがデータ的には福岡のある地区が根雪の南限になるらしいが、ある一定以上のエリアだと、やはりもっと北になる。

 高校野球ではこの場所から北の地域は優勝できない、と言われていることでも有名な福島県南部、白河の関が根雪の南限だと聞いたことがある。現実は北海道の高校が優勝しているが、それは室内練習場があるからで、白河の関付近の高校ではその様な施設がないので、練習不足で勝ち進むことができないのかも。

 話を雪と人との関係に戻そう。冬季間、雪があると農業生産者の農作業は全くなくなるが、札幌などの都市では毎朝ご主人さまの出勤時、「行ってらっしゃ~い」と送った後、女性はプラスチック製スコップまたは“ママさんダンプ”と呼ばれる大型スコップで玄関を除雪することになる。そうなると、腕っ節は強くなるのは当たり前、プラスチック製のボードに子供や買い物を乗せて歩くことも珍しくない。こんな筋トレ、毎日やれば、どんなキャシャな女性も強くなりますよ。結果、家の中の勢力分布図に微妙、いやはっきりとした色分けができる。

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