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【施設園芸のいろはのいの字-施設園芸を新規に始める人のための資材の見方と選び方】
被覆資材を選ぶ
- 増田茂・関祐二
- 第2回 1994年12月01日
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被覆資材の区分
さて今回は、この被覆資材を取り上げる。まず、その使用目的別に区分したものが図1である。
被覆資材は大きく「一次被覆資材」と「二次被覆材」に区分される。「一次被覆資材」は、外気との隔離を目的とするもので、それに対して「二次被覆材」は、内部環境のコントロールを目的とするものをいう。
一次被覆材の中で固定施設に利用される素材としては、軟質フィルム、硬質フィルム、硬質板、ガラスの四種類がある。
全国的に見ると、軟質フィルムの利用は九〇%以上を占める。しかし、例えば愛知県渥美半島や、静岡県三保地区のようにガラスの多い地域もあれば、逆に高知県一帯は軟質フィルムが圧倒的に多いというように、各地の園芸地帯なりの特色もある。
近年、この二者間をかき分けるように、硬質フィルムと硬質板が登場してきている。以下、それぞれの被覆資材の特徴を紹介する。
なお参考までに海外の事情を見ると、西欧諸国はガラス中心、アメリカは軟質フィルムと硬質プラスチックが半々というところだという。
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増田茂・関祐二
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