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施設園芸のいろはのいの字-施設園芸を新規に始める人のための資材の見方と選び方

被覆資材を選ぶ

一、軟質フィルム


ポリ塩化ビニルフィルム

 軟質フィルムは、農業用ビニル、通称「農ビ」といっているものである。

 素材の違いにより、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、エチレンー酢酸共重合体の三種類があり、その九五%は塩化ビニルフィルムである。塩ビフィルムの厚さは〇・〇五~〇・二mmだが、その機能性や用途別に何種類かのものが開発され、普及している(表2)。

(1)一般農ビ

 「一般農ビ」には、透明と梨地の二種類があり、透明フィルムは直達光重視の場合だと有効だが、ぺ夕つきがある。梨地のフイルムは表面に梨地加工がされており、スリガラスの感じである。散乱光重視で、直達光を嫌う作物の場合によい。透明に比べてべ夕つきが少なく作業性がよい。

(2)霧モヤ抑制農ビ

 ハウス内に発生するキリ・モヤを抑制するため、作物体のぬれと過湿を低下させる画期的なものである。このため、多湿地帯のハウス栽培、例えば地下水位の高い水田転換地帯などの施設の被覆資材として最適で、病害(灰色カビ病、菌核病など)の発生抑制にも効果的である。

(3)防塵農ビ
 外側表面にアクリル加工がしてあり、細かい塵がつきにくく、ついても雨や散水で流れ落ちやすくしてある。対候性に富み、長期間使用しても光線透過性が低下しにくい。

(4)着色農ビ

 顔料を加えて着色したり、紫外線吸収剤を加えることなどで、自然光の中の特定波長域の透過を少なくして光質を変化させるフィルム。これにより作物生育をコントロールする。しかし、光の総量を一〇~三〇%も減少させてしまうので、問題点もある。

(5)作物別特殊農ビ

 イチゴ、ナスは、一般農ビでは必要な近紫外線域(三七〇ミリミクロン以下)の光線が力ッ卜されてしまい、うまく果色がのらない。そのためにこの近紫外線の透過をよくしたフィルムである。

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