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四、ガラス
ガラスは被覆材として、その光線透過性とその持続性、対候性、保湿性などあらゆる面で優れている。一般に厚さは三mmのものが用いられているが、フェンロー型ハウスは四mm。
張り替え手間のことも考えて被覆材を選ぶ
以上のように、被覆材の種類は多い。被覆材を選ぶときには、材質に由来するそれぞれの特性をよく吟味することが大事である。機能面では、光線透過率とその持続性、及び波長別の分光特性にも気をつけて目的の被覆資材を選ぶようにする。
施工に際しては、そのれぞれの被覆材に合った止め具を用いて展張していくが、硬質フィルムや硬質板の展張は、素人では難しいので、ベテランの業者にまかせること。
また経費面の問題としては、単に被覆材単価の検討だけで選ぶと、後で後悔することが少なくないことを知るべきだろう。とくに、耐用年数の短いハウスに長期展張をねらう被覆材を用いていしまったり、逆に立派な屋根型ハウスに軟質フイルムを使って、一~二年ごとに張り替えるような愚を案外おかしがちである。
単価の検討も大事だが、あとあとの張り替え手間と、そのための経費が発生することも念頭に入れて賢い選択をするようにしてほしい。
「参考文献」
板木利隆著『施設園芸・装置と栽培技術-改善の方向と展開』(誠文堂新光社)
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増田茂・関祐二
施設園芸のいろはのいの字-施設園芸を新規に始める人のための資材の見方と選び方
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