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大きな農業と小さな農業
日本の花業界では、グローバルな認証を取得した日本国内向けの商品開発が始まっているようだ。しかし、海外で作られた“大きな農業”で行なわれているグローバルスタンダードを、日本の“小さな農業”に持ち込むだけでよいのだろうか。大きな農業と小さな農業では、よって立つべき立脚点やそれに基づいて行なうべきことは違うのではないか。
そう考えてみると、中国にくる以前に仕事をしていた沖縄の農業が気になった。私にとっては、一番身近な小さな農業が行なわれている場所である。今回は連載のテーマからは脱線してしまうが、大きな農業と小さな農業という対置の中で、小さな農業ができることが何なのかを沖縄の農業から考えてみたい。
まず押さておかなければならないのが、日本では国内マーケットが小さくなるという、これまで日本が経験したことがない現象が起きていることだ。そういった中では、2つの方向性が求められる。
ひとつは、海外を視野に入れ、“メイド・バイ・ジャパニーズ”として日本を飛び出していくこと。
もうひとつは、海外から押し寄せてくる安い農産物にいかに対応していくのかということだ。
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土下信人 ツチシタノブヒト
1949年愛知県生まれ。95年、沖縄で(有)土下を設立。組織培養技術を活用した苗生産・販売を中心とした農業のコンサルタント業務を開始。上海で組織培養施設への指導を行ない、2003年同地で組織培養会社、上海百奥微繁植物有限公司を設立。HP『大きな国で』を開設。
ちょっとちがうぜ中国で農業
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