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【エコファーム・アサノ 脳業発想力】
子孫繁昌アダルト農業
- エコファーム・アサノ 浅野悦男
- 第15回 2010年07月30日
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前回は少子化問題を女性の面から話したけど、もちろん男の方にも問題はある。男はほったらかしといても子作りしたくなるもんなのに、今は子作りに必要な食べ物も食べなくなっている。別に精をつける必要はないんだって無意識に感じてるんだろうな。セックスレスなんて、もう自分の遺伝子を残していく気がないってことじゃん。そうならねえようにするには、子どもの頃からサバイバルさせるしかねえよ。古今東西、男の子は戦士になるのが当たり前なんだよ。だからうちに来る若い母親に言ってやんの。もし子どもが「お腹が空いた」って言っても、何も作るなって。「それがどうしたの? ママは空いてないもん」って言ってやればいいの。小さいうちから自分でどうにかするってことを考えさせなきゃだめなのよ。
バイアグラで精力つけるなんて最悪だよ。自然の食べ物でそういう精をつけるべきなの。一番いいのはイカリソウっていう野草。船の錨みたいな形をした可愛い花が咲くのよ。そんでヤギはハーレムを作るんだけど、野生のヤギのオスは繁殖期になったら、その草ばっかり食べるの。イカリソウはこの辺でも林の中に行けば生えてるよ。でも野草に限らず、作物にだって多かれ少なかれそういう機能はあるの。だったら漢方みたいな位置づけで、それを提案したらいいじゃん。最近は野菜の機能性を医学的に説明している本がいっぱいあるんだから、それを勉強すりゃいいじゃんよ。
野菜の場合ならニンジンだな。男性には精力的なものに作用して、女性には美容にいい。子どもがほしい夫婦は毎日でもニンジンジュースを飲んだらいいんだよ。うちの畑には7色のニンジンがあるから、それを練り込んだお饅頭を作るのも面白いね。中の餡はニンジンをシロップで煮て輪切りにしたものを入れて、スタンドパックの中に7個入れてファーストフードみたいに売るのよ。
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浅野悦男
エコファーム・アサノ
1944年千葉県八街町(現八街市)生まれ。農業高校中退後、17歳で就農。その後、麦・落花生・サツマイモ中心の経営から野菜へと転換した。現在は高品質な西洋野菜を100種類以上作り、各地のレストラン向けに販売。シェフたちとのメニュー作り、新たな食材作りにも取り組む。本誌35号農業経営者ルポに登場。【経営データ】●面積/畑地2.5haで100品種を超える西洋野菜を栽培。●労働構成/夫婦と甥の3名。●取引先/全国100店舗以上のレストランに直販。
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