ナビゲーションを飛ばす



記事閲覧

  • このエントリーをはてなブックマークに追加はてな
  • mixiチェック

今年の市場相場を読む

業務用需要を占う野菜類、サラダナ、パセリ、エシャレット、アーリレッド



パセリ バブル期から6割も減少。料理の飾りとして復権果たすか

【概況】

東京市場のパセリは、サラダナより景気の影響を手ひどく受けている。92年に年間2800tあった入荷は、09年には6割減の1133tになり、それでいて単価水準はあまり変わっていない。年末に多く、年明けにやや少ないが、年間を通じてほぼ同じような入荷パターンである。シェア5割以上の千葉と、3位の茨城が周年型、2位の長野が夏場型、4位の静岡が冬型で供給しており、関東産は相場に敏感に反応する。

【背景】

パセリの需要はほとんどが業務用だけに、入荷のちょっとした増減で、普段は600~700円のものが2倍以上に高騰することも珍しくない。業務用需要はあくまでも一定であり、弾力性がない証拠。そのためバブル期に比べて入荷が6割減ったということは、パセリを使う業務用需要が同じように減ったということだ。パセリは近年減少に次ぐ減少で、09年までは単価も安くなる一方だったのだが、今年前半にはサラダナ同様の変化があった。

【今後の対応】

今年前半の入荷量はほぼ前年並みで推移してきたが、キロ単価は前年同期に比べて28%高い772円。5月などは19カ月ぶりに1000円を超えた。ごく一部の刻んで使う需要を除いて、業務用のパセリは単なる飾りであり、近年は高かったら使わずに済ませていた需要が戻りつつあるのだ。ただし今後、数量がどこまで復活するかは予断を許さない。いったんはパセリを使わないか代替品で済ませていたメニューが、そのままなのかどうかだ。

エシャレット 10数年で入荷が半減。輸入品の堅調ぶりにヒントをつかめ

【概況】

東京市場のエシャレットは、92年と比べると現在の入荷量は約半分に落ち込み、近年でも入荷減の一途をたどっている。年間で見ると夏場を中心に需要のピークがあるが、その頃は年間シェア5割以上を占める茨城産のピークでもあり、単価が安くなる。ここ10数年来、茨城産の入荷にはほとんど変化がないが、静岡産は大幅に減り、かつて高かった単価が茨城産と同様になっている。このほか約18%が輸入品である。

【背景】

エシャレットの需要は大きく分けて2つある。ひとつは魚の煮物などの付け合わせやモロ味噌などと食べる和食系、もうひとつは刻んでソースなどの材料とする洋食系だ。夏のピーク時には一般家庭でも利用することがあるが、年間を通じた需要はあくまで業務用である。近年減ったのはどちらかといえば和食系。入荷があまりに減りすぎて、ここ数年は単価が高くなる傾向にあり、洋食系で使われる輸入品の割合も高くなっている。

関連記事

powered by weblio