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【高橋がなりのアグリの猫】
全社員に勅令「ここから1〜2年は人間らしい生活を諦めろ!」
- 国立ファーム(有) 代表取締役 高橋がなり
- 第42回 2010年08月31日
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東大を卒業してエリートと呼ばれる生活をしている人は、10代に少年・青年らしい生活をしていたでしょうか? 僕の顧問弁護士は東大在学中に司法試験に合格して、41歳で5人の弁護士を雇って丸の内の事務所で偉そうにしています。彼は「受験勉強中は自慰行為すらも我慢して勉学に励んできたのだから、エロでたまたま当たったがなりさんには負けたくない」のだそうです。いつからそんなエリートにライバル心を持たれるような人間になれたのかには興味ありませんが、専門学校を卒業して佐川急便そしてテリー伊藤さんの奴隷時代の4~5年は風俗には通っていました。まさに寝食を忘れるような修行と呼べる生活でした。野菜の品種で言えば、早生と晩生の違いであって、どちらも成長期に試練と呼べる栄養をキッチリと摂取することが肝心だったようです。
人間の成長期とは、それぞれ各自が「今が人生の勝負どころ」と確信できる時期のことではないでしょうか。その確信がなければ、どんなに努力家であってもできないような努力を、努力家でない僕のような怠けものでも確信があったのでできたようです。そして今年、国立ファームの社員たちにとっての“人生の勝負どころ”が来てしまいました。
チャンスや幸運の女神といったものは、都合よく来てくれません。大抵は準備中に来てしまうものです。国立ファームも万全の準備が出来る前に追い風が突風のように吹き始めてきました。風が吹き始める前に4年間も準備期間があったのに、追い風を経験したことのない若い社員たちには追い風の存在すらも理解していなかったようで、追い風を受けるための翼が未完成のままです。
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高橋がなり タカハシガナリ
国立ファーム(有)
代表取締役
1958年生まれ。専門学校卒業後、佐川急便にてドライバーを経験。その後テリー伊藤に見込まれ、「元気が出るTV」などのディレクターを務める。30歳で起業するも、二社の経営に失敗。三度目の正直でアダルトビデオメーカー「ソフト・オン・デマンド株式会社」を設立。10年で100億円企業にまで育て上げて引退する。2006年4月に「青葉株式会社」を立ち上げ、農産物の生産から流通、販売まで一貫して取り扱う「国立ファーム設立準備室」を青葉株式会社内に作る。過去にNTV「マネーの虎」に出演して一躍注目を集めたほか、『サイゾー』『Big tomorrow』『Ray』『R25』『フロム・エー』など多くのメディアに登場。人生を切り拓く独自の哲学が若者のみならず多くの人々の共感を得る。著書に『がなり説法』(インフォバーン)、『がなり流!』(青春出版社)、『社長の遺言』(インフォバーン)などがある。
高橋がなりのアグリの猫
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