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今年の市場相場を読む

猛暑の夏のスタミナ野菜類 ニンニク、オクラ、ニガウリ、ニラ



【今後の対応】

九州ではゲリラ豪雨の影響が少なくなかったが、その後の猛暑はかえってニガウリの絶好の生育条件となったようで、西南日本より温度が高かった関東産も順調だ。消費者にとっても夏バテに効きそうな野菜だけに、動きは好調。ほかの野菜類が高騰する中、サイフに優しい商品になっている。今後の課題は関東以北の産地化である。温暖化の流れで、東北地方でも充分生産可能な品目になりつつある。障壁は思い込みだけだ。

ニラ 内食回帰で家庭用需要が活発。単価安い夏場に供給を厚く

【概況】

東京市場のニラは、入荷が増勢しつつも単価がついてきており、地味ながら成長品目だといっていい。主産地の栃木、茨城とも周年体制だが、東北の季節生産のものが増える春に小さなピークがある。スタミナ野菜とはいっても、夏には入荷が減り気味になる。軟弱野菜だけに品質管理が難しいためだろう。ただし単価は夏場がいちばん底になるため、量販店などでは品揃えに熱心で、この時期は動きもいい。

【背景】

今年の場合、年明けから前年比を割る入荷量で推移してきたが、5月頃からは回復基調となった。ただし7月は前年より1割程度の減少で、単価は33%も高くなった。キャベツやレタスなどが高値だった分、相場が引っ張られたようだ。調理も簡単でメニューの幅も広いニラは、単価の安さも手伝って家庭需要が強い。このところの内食回帰現象で、単価が安くて安定している野菜に人気が集まっている。ニラが増勢傾向にある理由だ。

【今後の対応】

ニラの最もおいしい季節は冬場だといわれる。最近では鍋物に欠かせない品目でもある。しかし今や周年需要が定着し、夏場でも作りやすく筋っぽくない品種が登場したことや、産地での予冷処理、保冷輸送も普及したことから、供給が安定してきている。一方で夏場のニラは単価の安さがウリである。この時期、業務用より家庭用需要のほうが強いために、そんな現象が起きる。夏休みの子供たちや、その母親のために、供給を厚くしたいものだ。

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