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【世界の農業機械・資材トレンド】
オランダ、オーストラリア、フィンランド、米国、南アフリカ
- 編集部
- 第31回 2010年09月29日
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オランダ LPG利用のディーゼル
オランダのリサ・フューエル・システムズ社はLPG(液化天然ガス)を使うトラクタ用エンジンのパイロット・プロジェクトを進めている。このほどプロジェクトの委託先としてクラークマン社を決めた。同社はゾイド・ストビームステル村を拠点として、ジョンディア社製品を取り扱っている。
LPGがディーゼルの燃焼効率を上げて大気汚染を減らすことは、既にトラック業界では常識。オーストラリアでは実用化も進んでいる。安価なLPGを利用することでコスト全体の低減が可能となる。
新しいシステムでは、燃料がターボ・チャージャーに注入される前に酸素と混合して、燃焼効率を最高限に引き上げる。リサ社とクラークマン社は、今回、固定式の据え置き型タンクではなく移動式タンクを採用している。これでトラクタを住宅地に入れる手間がなくなり、農場の納屋でLPGを補給できるようになった。
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