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特集

夢を実現する一歩を踏み出そう! A-1グランプリ2011への道


同氏の事業は、着実に成長を続けている。1年目に1500万円だった売上は、3年で1億5000万円まで拡大。インショップ方式の直売所は、近畿地方の百貨店からの引き合いに応じきれないほどで、東京都内での事業展開も順調に進めている。
 「起業家や補助金のためなど、様々なプレゼンの場があるが、農業経営というテーマに絞って、農業に興味のある人々が話を聞いてくれるコンテストはA-1グランプリくらい。農業経営について自分が思っていることを発表し、会場の人々に問いかけ、それをどう感じてもらえるか。その場を与えられただけでも、自分には大きな収穫だった。参加を検討している人には、成功と失敗はフィフティーフィフティーだと思って、ためらわずに突き進んでほしい」


●ウケたことで自信を深め顧客との距離を縮めるきっかけに
ナリミツ農園(青森県藤崎町)成田 康平氏(36)

 『丼やカレーに最適! 乾田直播つがるロマンを長渕剛さんとプロデュースする事業』というインパクトあるタイトルで、参加者の記憶に残るプレゼンテーションを披露したのが、ナリミツ農園の成田康平氏だ。

 同氏がA-1グランプリ出場したきっかけは、自らの夢を全国に知らせたいという思いだった。

 「高校時代からシンガーソングライターの長渕剛の大ファンで、就農以来、長渕剛と農業でコラボレーションすることを夢見ていた。事業計画書を書いたことはなく、最初は難しそうだと構えて取りかかったが、途中からはいいものを作ろうとするより、自分のやれるものをという意識に変わっていった」

それまで壇上でプレゼンテーションを行なった経験はゼロ。プロジェクタ発表用のパソコンソフトも触ったことがなかった同氏だが、表向きの体裁より、自分の思いをブレることなく表現するように努めた。予選の3週間前から計画書作成に着手し、徹夜することもあったという。
 大会当日は緊張したものの、いざプレゼンテーションを行なってみると、会場の反響に「ウケているな」という手応えを感じた。実際、津軽訛りで雄弁に夢を語る成田氏に会場全体が惹きこまれ、事業の独創性を大きく評価する選考委員もいた。

 「プレゼンを通して自分の夢を全国に伝えられたという達成感が得られ、良い経験になった。長渕氏のオファーが取れていないため、未だに計画が夢のままで終わっているのは事実だが、A-1グランプリへの出場を機に、自分の考えを整理してお客様に売り込むことが大切だと思うようになった。実際に農産物の特徴を書いたポスターを配ってみると、お客様から『見たよ!』と言ってもらえて嬉しかった。周囲から『A-1の成田君』と声をかけられることも増えたので認知度も上がったようだ」

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