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特集

夢を実現する一歩を踏み出そう! A-1グランプリ2011への道


 人様からお金を預かって融資する私たちにとって、農業と他産業との最大の違いは担保の取りあつかいだ。日本の金融機関では、これまで不動産担保をとることに依存して融資をしてきたので、ビジネスそのものの可能性を評価した融資をしてこなかった。だから農地を担保に取れない農業には、実質的に融資ができなかったのである。農業はJAの領域と考えて入っていかなかったということもある。さらに農業信用保証基金協会がJA以外には使いにくいという理由もある。いずれにしても農業ビジネスの可能性を評価して与信するノウハウはない。だからこそA-1グランプリに期待しているのだ。

 優れたビジネスプランがあって、想定される市場性・収益性・将来性が根拠のある数字で示されており、それらの数字に対して予測や分析が整理されている、提案する経営者はその分野で実績もある─そんな優等生的な事業報告書があれば、もちろん言うことはない。しかし、それだけが評価されるわけでもないのがイベントだ。アイデア一本で勝負の人にも、輝くチャンスがあるのが醍醐味ではないかと思う。

 数字も実績もないならド派手な花火を上げて「この事業おもしろい!」と会場を沸かすのも戦略ではないか。すごいアイデアを持っていても事業計画書が書けない経営者は確かにいる。逆に金融機関には、それを書くのが得意な人が集まっている。だから会場の彼らに「事業計画書は僕が作ります!」と言わせてしまうことだ。それには自分自身の魅力をよく知ることが必要だ。

 もちろん最終的に融資が決まるにはバランスが必要。しかしバランスは最終的に取れていればよい。数字も実績もないなら、自分が詳しい分野で思いっきりハッタリをかましてみてはどうだろう。もし今回はダメだったとしても次に繋がる。けっして無駄にはならないと思う。


●今回のA-1グランプリ2011でビジネスプランの選考に携るのは、以下の10名(2010年10月現在)。多彩な顔ぶれがそれぞれの視点で事業を分析・検証し、多面的な評価を行なう。

【選考委員長】
大泉一貫氏(宮城大学 副学長/事業構想学部長)

【選考委員】
八田達夫氏(政策大学院大学 学長)
本間正義氏(東京大学大学院 教授)
本田桂子氏(マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン ディレクター)
坂上隆氏(有限会社さかうえ 代表取締役社長)
青山浩子氏(農業ジャーナリスト)
市川 稔氏(いちかわライスビジネス株式会社 代表取締役社長)

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