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坂上隆の幸せを見える化する農業ビジネス

ゆとりを生み出す事業計画づくり

今回は農業経営における事業計画について考えたい。この「事業」という言葉にちょっと構えてしまう人も多いと思うが、それほどのものではないだろう。なぜならば、事業とは仕事を積み重ねそのものであり、それ以上ではないからだ。どういうことか。仕事をするということは、いわば問題を解決することだろう。自ら問題だという事柄を把握・認識し整理して、分類するところから、解決策を探っていく。対策を講じてひとつの問題が解決したとしても、次々に別の問題が派生する。しかも同時多発的に。それでもパニックにはならず、優先順位をつけて確実に解決をしていっている。こういった仕事の積み重ねが結果として、事業と呼ばれるものになるわけだ。

 今回は農業経営における事業計画について考えたい。この「事業」という言葉にちょっと構えてしまう人も多いと思うが、それほどのものではないだろう。なぜならば、事業とは仕事を積み重ねそのものであり、それ以上ではないからだ。

 どういうことか。仕事をするということは、いわば問題を解決することだろう。自ら問題だという事柄を把握・認識し整理して、分類するところから、解決策を探っていく。対策を講じてひとつの問題が解決したとしても、次々に別の問題が派生する。しかも同時多発的に。それでもパニックにはならず、優先順位をつけて確実に解決をしていっている。こういった仕事の積み重ねが結果として、事業と呼ばれるものになるわけだ。

 しかし、事業は必要とされなければ事業たりえない。必要とされていればこそ、やらなければいけないという気持ちになるものだ。そうして、いろいろなことを考えたり、シミュレーションしたり、問題をひとつずつ把握・分析していく。そしていかにその問題を解決していくかという道標になりうるのが事業計画といえるだろう。


経営の仕事もルーチンに

 農業経営者にとっては、栽培計画が事業計画の中心になるだろう。無論、間違いではないが、経営という観点から見たら、財務、労務・人事、法務、環境……と多岐にわたることを忘れがちだ。コストにかかわる会計も、スタッフの雇用、コンプライアンス、農場やその周辺の環境といった問題についても、農業という産業だからといって解決を先送りにしていい理由があるわけではない。誰もがやっている栽培計画と同様に、いやそれ以上にほかの分野についても、本来は、計画を立てて取り組んでいかなければならないはずである

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