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【世界の農業機械・資材トレンド】
米国、オーストラリア、南アフリカ、フィンランド、オランダ
- 編集部
- 第32回 2010年10月29日
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米国 ジョンディア社の営業マンに、新しい基地
世界経済の不調が続いているが、ジョンディア社は米国カンザス州オラース市に総面積1万1720平方メートルのマーケティング・セールス・センターを建設して500人のスタッフを配置すると発表した。同センターは米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドに展開する支店網と、販売特約店の両方に営業支援サービスを提供する予定だ。
「当社は将来の業績が明るいものと確信しています。また世界を舞台に活躍できる、新しい活動拠点に興奮を覚えています。計画中の建物は環境基準に適合するように最新技術を駆使して建設されます」。営業とマーケティングを統括する副社長のジョン・ラーゲマン氏はそう語っている。センターにはデジタル通信と情報システムの最新技術を使った各種の会議室と訓練用の部屋が作られ、開放的な環境になっている。
またカンザス州商務省長官のビル・ソーントン氏は次のように述べている。
「ジョンディア社がこのプロジェクトと共に前進していることに、我われも興奮しています。このような有名企業がカンザス州を選んでくれたのは、この州の企業支援政策と物流面での利便性、そして熟練した人材を評価していただけたからだと思います」
ジョンディア社は同プロジェクトと並行して、ロシアでも大きな計画を進めていることを発表している。これはモスクワ市の南に位置するドモデドヴォ市を拠点に、ロシア全土に向けた製造と部品供給の管理を行なうもので、同社によるロシア向けの投資額としては最大規模になる。
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