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【今月の数字】
中国の食料品消費者物価指数の上昇率
- (株)結アソシエイト 代表取締役 松田恭子
- 第79回 2010年12月08日
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中国政府が発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.4%増で2年ぶりの高い伸び率となった。中国政府は物価上昇率の年間目標値を3%に設定しており、1月から10月までの間の消費者物価指数は前年同期比で3%増だった。とりわけ食料品価格は6月に5.7%増、7月は6.8%増、8月7.5%増、9月8%増、10月には10.1%増と伸び続け、低所得層の生活を直撃している。
このため、中国人民銀行(中央銀行)は10月に2年10カ月ぶりの利上げに踏み切り、追加利上げの可能性も示唆している。また、中国国務院(内閣に相当)は、急激な消費者物価上昇を抑制するため、必要になれば一部の主要な日用必需品や原材料に対して一時的な価格統制を行なうことを表明した。
韓国においても、10月に韓国銀行(中央銀行)が定める消費者物価上昇率の上限4%を上回る5%となったことから、今年2回目の利上げを実施している。
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松田恭子 マツダキョウコ
(株)結アソシエイト
代表取締役
日本能率協会総合研究所で公共系地域計画コンサルタントとして10年間勤務後、東京農業大学国際食糧情報学科助手を経て農業コンサルタントとして独立。実需者と生産者の連携の仕組みづくりや産地ブランド戦略を支援している。日本政策金融公庫農業経営上級アドバイザー試験合格者。(株)結アソシエイト代表取締役。
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