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【高橋がなりのアグリの猫】
農業生産者はTwITter(ツイッター)を始めましょう!
- 国立ファーム(有) 代表取締役 高橋がなり
- 第45回 2010年12月08日
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“農業の6次産業化”という2次産業・3次産業を舐めた発言をよく聞くようになりましたが、そんなことを言っている生産者に限って、企業の農業参入に対して「企業に農業ができるはずねぇ!」と言っていた人たちじゃないでしょうか? 1+2+3=6ってあんたらは小学生かい!? 付加価値のない農業をやっている生産者が何をやっても経済的評価は2割がいいところで、÷5をして1.2次産業っていうのが正しい計算になります。それでも前向きに行動すれば2割増えたってことで評価はしていいでしょう。まあ、偉そうなことを言っている僕自身が農業の川上から川下までっていっておいて、どれも中途半端なことをしているから、経済的評価として赤字を垂れ流しているという現実が今言ったことを実証しちゃっているんですがね。
2次・3次に参入しようとすることは農業を活性化する上で非常に役立つんですが、あまりにも安易過ぎるんです。今までになかった生産者だからこそできる付加価値を2次・3次にも付けてほしいのです。そして、その付加価値のある6次産業の計画ができたなら、それを伝えるための努力を並行して進めていただきたいのです。良いものを創って、良い宣伝をして、良い流通で販売しなければ、経済的結果は得られないからです。しかし良い商品を作って宣伝が行き届けば、良い流通を選択する権利が生まれます。と言うことは、良い商品を作っている生産者ならば、後は良い宣伝をすれば全て上手く行くという仮説が立てられます。
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高橋がなり タカハシガナリ
国立ファーム(有)
代表取締役
1958年生まれ。専門学校卒業後、佐川急便にてドライバーを経験。その後テリー伊藤に見込まれ、「元気が出るTV」などのディレクターを務める。30歳で起業するも、二社の経営に失敗。三度目の正直でアダルトビデオメーカー「ソフト・オン・デマンド株式会社」を設立。10年で100億円企業にまで育て上げて引退する。2006年4月に「青葉株式会社」を立ち上げ、農産物の生産から流通、販売まで一貫して取り扱う「国立ファーム設立準備室」を青葉株式会社内に作る。過去にNTV「マネーの虎」に出演して一躍注目を集めたほか、『サイゾー』『Big tomorrow』『Ray』『R25』『フロム・エー』など多くのメディアに登場。人生を切り拓く独自の哲学が若者のみならず多くの人々の共感を得る。著書に『がなり説法』(インフォバーン)、『がなり流!』(青春出版社)、『社長の遺言』(インフォバーン)などがある。
高橋がなりのアグリの猫
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