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独断注目商品REVIEW

世界初!家庭のコメでパンが作れる

「もし、電気炊飯器が開発されていなかったら、コメが主食であるという我が国の文化すら失われていたかもしれない」。ちょっと大仰な表現だが、10年前の本誌の主張である。日本人が食べるコメ消費のレベルを守ってきたのは、なにも農業関係者だけではないということだ。

 「もし、電気炊飯器が開発されていなかったら、コメが主食であるという我が国の文化すら失われていたかもしれない」。ちょっと大仰な表現だが、10年前の本誌の主張である。日本人が食べるコメ消費のレベルを守ってきたのは、なにも農業関係者だけではないということだ。

 そう考えると三洋電機(株)から11月11日に発売されたライスブレッドクッカー「GOPAN(ゴパン)」には革新的な意味がある。なにしろ家庭にあるコメが、そのままパンの原料になる。コメを粉に加工することなく、米櫃にあるコメから直接パンを焼いてしまうのだ。

 家庭用のパン焼き器を、最近ではホームベーカリーと呼ぶ。2001年の国内出荷台数は約10万台、それが09年には約45万台、12年には約100万台市場になる予測だ。なぜ敢えてホームベーカリーでパンを焼くのだろう? スーパーで買えばいいのではと思う諸兄は、一度焼きたてのパンを食べていただきたい。私見だが、冷や飯と炊きたてのご飯くらい違う。また、自分好みの材料でパンを焼きたいという手づくり志向もある。さらにコメだけで作ったパンなら、アレルギーなどで小麦成分が苦手な人も食べられる。同社は02年に最初の米粉ベーカリーを商品化して、05年には小麦グルテンのかわりに上新粉を使った「小麦ゼロ」の米粉ベーカリーを発売している。

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