記事閲覧
米国 翼のある砕土鎮圧機
「これは本当に画期的な製品です。ウイング・フロート形式という名前の通り、左右に広がる砕土鎮圧機のウイングが独立して地面の凹凸をひろって動くことで、従来よりも均一に播種床を作ります」と同社でプロダクト・サポート・コーディネイターを務めるゲイリー・ウォーランダー氏は語った。
この技術は新案特許出願中であり、今のところ購入できるのはこの機種だけ。メンテナンス不要のロックシャフトと、センター・ベアリングのない大型車軸を採用したことで、スペックは劇的に向上している。
この砕土鎮圧機に搭載されたローラーは、種子と土壌の接触面を増やすように土塊をもれなく潰し、トウモロコシの残渣を砕き、石を地中に埋め込んで圃場を均平にする。ディスクやカルチの後ろに複合して牽引すれば、踏圧を軽減した理想的な播種床が作れる。
同機種のラインアップには作業幅6.7~11mのモデルが含まれ、ダクタイル鋳鉄製の車輪の直径は500mmで、密封式ベアリングの直径は37mmと発表されている。ブリリオン社が最初に砕土鎮圧機を発売したのは1985年、現在は耕作に必要な製品のすべてをラインアップしている。
南アフリカ クワズール・ナタール州に新型ローダー登場
出力150kW/201馬力のエンジンを搭載したジョンディアの2254型は、サトウキビの積み込み能力にかけて世界最強のマシンだろう。機械の仕様としても、実際にアームのリーチの長さと、その握力は世界一だ。
ただ、これをジョンディアの「新製品」と呼ぶのは正確ではない。実はこの2254型、サトウキビの収穫機械を専門とするカメコ社の機械として、隣国のスワジランドでて長年使用されていたものだ。それを今回ジョンディアの機種として、南アフリカ全域で販売することになったのだ。
2254型が持つ180度の旋回能力は、クワズール・ナタール州の丘陵斜面の上り坂でも積み込み作業を可能にし、高い位置までの積み込み能力は、どんな農場の輸送作業にも十分に対処できる。
操縦席はとても高い位置にあって、オペレーターに十分な視界を確保しており、刈り取ったサトウキビを束ねる作業の効率を向上する。また幅広のホイールを採用しており、斜面でも安定したトラクションを確保できる。
極めつけの強力なエンジンは油圧式3段トランスミッションを介して、あらゆる作業に十分な速度と強い制動力を生み出す。走行速度は最高で約29km/hだ。
会員の方はここからログイン
編集部
ランキング
WHAT'S NEW
- 有料会員申し込み受付終了のお知らせ
- (2024/03/05)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)
