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ちょっとちがうぜ中国で農業

世界に大風呂敷を広げる時代

中国の2010年のGDPが、ついに日本を超えた。中国は世界第2位の経済大国になり、日本は3位に後退することになった。中国の影響力は、すでに日本の企業にも及んでおり、レナウン、本間ゴルフ、NECといった老舗企業やその事業が、中国企業の傘下に入るような動きも出ている。変わりつつある時代の大きな流れを感じる。

日本を超えた中国のGDP

 中国の2010年のGDPが、ついに日本を超えた。中国は世界第2位の経済大国になり、日本は3位に後退することになった。中国の影響力は、すでに日本の企業にも及んでおり、レナウン、本間ゴルフ、NECといった老舗企業やその事業が、中国企業の傘下に入るような動きも出ている。変わりつつある時代の大きな流れを感じる。

 こうした時代の変化は、日本人の多くが皮膚感覚的に感じているのではないだろうか。近年は、中国に対して日本人が持っていた優越感というものが、少しずつ薄れてきているような印象も受ける。その傾向は今後も続くだろう。しかし、中国の経済的な成功を、日本は喜ぶべきなのかもしれない。中国が世界の工場から消費社会に変化すれば、日本もその恩恵を受けるのだから。

 とはいえ、日本から中国を見ると、その素顔がよく見えないと感じられることだろう。実際の中国がどうなっているのかは、現地を数回訪問した程度で理解できるものではない。中国に住み始めて6年になる私自身も、いまだ中国のことを理解できたとは言えないのが実状だ。ただ、多少なりとも現地で過ごした人間として痛烈に実感していることはある。それは、日本同様、明日の食事にも困るような人たちと金持ちが同居しているという経済格差を内包しながらも、中国国民13億人が、自らを向上させるために日本人以上に必死だということ。その尋常ではないエネルギーが発展の原動力になっているということだ。

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