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今年の市場相場を読む

産地間で共同宣伝する野菜類 キュウリ、トマト、トウモロコシ、カンショ



カンショ 焼きイモブームで入荷増。関西市場には「ちばらき」が進出

【概況】

東京市場のカンショは、10年こそ天候不順で入荷がやや減少したものの、近年は漸増傾向にある。もともと冬場に需要の強い品目だが、近年は焼きイモが量販店等で冬の売れ筋商品になっていたり、ネットリ系の安納イモなどがスイーツとしてもてはやされたりしたことで、作付面積も市場入荷も増えている。とりわけ1~3月期の入荷増には目を見張る。日本のカンショは糖度が高いことで有名であり、香港マーケットでも人気商材になっている。

【共同宣伝の取り組み】

東京市場では千葉、茨城産が8割近くを占めているが、関西では徳島、高知産が中心で、関東産の認知度は低い。そこで千葉、茨城産の"サツマイモ連合軍"が関西マーケットの開発に乗り出した。大阪市場でベニアズマの焼きイモ、ふかしイモを1000本配り、千葉、茨城の両県で「ちばらき産」をPRしたのである。これが意外にも、商売でも食文化でも保守的といわれる関西市場の仲卸業者にウケた。今回のチャレンジは、徳島産のレンコンの独壇場だった関西マーケットに、安い茨城産のレンコンが進出した成功事例が参考になっている。これまでは「関西は難しい」と最初から諦めているふしがあったが、連合軍作戦によって、県を越えて産地が協働する有効性が明らかになった。値頃価格が訴求できる量販商材としての提案が当たったのだろう。関東では"差別用語"ともいえる「ちばらき」も、関西人には「オモロイやっちゃ」と評価された。人生も青果物販売も何が幸いするかわからない。

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