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【独断注目商品REVIEW】
低温乾燥のカキ殻パワーと海のミネラルで作物が元気に!
- 編集部
- 2011年02月28日
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カキ殻肥料 蛎次郎(かきじろう)
肥料の三大要素である窒素、リン酸、カリの施肥バランスについては敏感な生産者が多いが、四番目の要素ともいわれるカルシウムについてはいかがだろうか。植物体の細胞壁を強化し、根の伸長を促進する働きを持つカルシウムは、作物の健全な生育になくてはならない栄養素である。土壌分析ではカルシウムの数値が足りていても、カルシウム欠乏症が発生することはあり、根からの吸収率に優れたカルシウムを与えることが求められる。そのためカキ殻を原料とした商品を含め、各種資材が知られていた。
今回紹介する(株)グリーンマンの「蛎次郎」もカキ殻肥料のひとつだが、従来品にはなかった製法により、肥効をより高める作用が期待されている。現在流通しているカキ殻肥料の多くは、加工上の都合から300℃以上の高温で焼成したものである。ところが蛎次郎は、90℃以下の低温乾燥方式を採用。アミノ酸やタンパク質の分解温度である180℃の半分以下の低温で乾燥させるため、カキ殻本来の成分を損なうことなく土壌に還元することが可能になった。高温焼成した肥料と比べて成分の炭酸カルシウムが水に溶けにくい分、遅効性ではあるが、効果が長く続くのも特徴だ。
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