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子どもの頃から社長と呼ばれる存在になりたいと願っていた細木は、家業を法人化した。だが、まだまだ現状に満足していない。圃場のそばに貯蔵庫を建てて、畑でフォークリフトを使えるようにし、作業を効率化したい。さらに……。
「ホソギのショウガを買えば間違いないというブランド力をつけたいですね。ブランド化して、もう少し生産量を増やし、もう少し儲かるようになったらショップやレストランの経営もやってみたい」
夢は膨らむばかりだ。
「ショウガはとっくの昔に輸入自由化されています。一時期は中国産に押されましたが、今では影響ありません。永谷園も『生姜部』を作るなど、ちょっとしたショウガブームですし、いい波に乗りたいですね」
ITを駆使して経営を効率化し、種ショウガのブランド化を図る細木は高知県人らしい進取の精神で、次代の農業経営を切り開こうとしている。(本文中敬称略)
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細木博幸 ホソギヒロユキ
(有)ホソギ・トレーディング
代表取締役
1965年高知県生まれ。高知県立高知農業高校、高知県立農業大学校を経て(社)農業研修生派米協会(現・国際農業者交流協会)のプログラムにより米国で研修。85年に帰国し就農する。2006年法人化。主産品である種生姜「土佐一」の収量は10Aあたり約9tと、ショウガ王国・高知県でもトップクラス。独創的なITの導入によって、作業のさらなる効率化と利益率の向上を目指している。パートは最盛期に20名前後雇用。経営面積2.2hA。 http://tAneshougA.com/
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