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新・農業経営者ルポ

通勤農業が生み出した創意工夫とipad活用術


 子どもの頃から社長と呼ばれる存在になりたいと願っていた細木は、家業を法人化した。だが、まだまだ現状に満足していない。圃場のそばに貯蔵庫を建てて、畑でフォークリフトを使えるようにし、作業を効率化したい。さらに……。

 「ホソギのショウガを買えば間違いないというブランド力をつけたいですね。ブランド化して、もう少し生産量を増やし、もう少し儲かるようになったらショップやレストランの経営もやってみたい」

夢は膨らむばかりだ。
 「ショウガはとっくの昔に輸入自由化されています。一時期は中国産に押されましたが、今では影響ありません。永谷園も『生姜部』を作るなど、ちょっとしたショウガブームですし、いい波に乗りたいですね」

 ITを駆使して経営を効率化し、種ショウガのブランド化を図る細木は高知県人らしい進取の精神で、次代の農業経営を切り開こうとしている。(本文中敬称略)

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