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特別レポート

A-1グランプリ2011 地方予選大会スタート! 震災後の日本に農業で夢を描く者、集う

~農業を元気に!地域を元気に!ニッポンを元気に!~A-1グランプリ2011(主催:農業技術通信社)地方大会がスタートした。農業を通じて、自らの夢を事業プランとして発表し、それを実現する力を試すことができるステージだ。4月15日の中国・四国・九州エリア大会を皮きりに、21日の近畿・北陸エリア大会で各地方チャンピオンが決まり、7月1日のグランプリの出場権を手にした。2大会の受賞者コメントを一挙紹介する。

中国・四国・九州エリア大会 2011年4月15日(金) 地域に根ざした事業プランが評価

■最優秀賞
瀬音禎司 イスミ商事(株)(熊本県人吉市)
「地元中小農家と食品スーパーの可能性」

「受賞するとは想像すらしていなかった。本当に感激した。地方は疲弊している。我々のような商売人と地元農家が協力をして、一緒にがんばっていくしかない。その結果、地元が元気になっていく。地域が一緒に生き残っていく道を今回のプランを推進していきたい」

■優秀賞
田中泰次郎 (株)阿蘇たいちゃん農場(熊本県阿蘇市)
「阿蘇の農業改革」

「受賞できたのはひとえに私のキャラクターを育んでくれた阿蘇の大自然のおかげ(笑)。審査員の皆さんからたくさんの助言をいただいた。そのアイデアを持ち帰って、農協でローンを申込みたい思います(笑)。これからも“楽しく、愉快に、面白く”をモットーに農業をやっていく」

■奨励賞
湯ノ口貴之 (株)アグリスタイル(鹿児島県指宿市)
「地域資源を生かした農業と観光の融合」

「農業を始めた一番の目標は農業を子どもたちの憧れの職業にすること。A―1参加は子どもたちに伝えたいことは何か改めて考えるきっかけになった。今回のプランはその手段の一つに過ぎない。近い将来、多くの職業から農業が選ばれる日がくるよう目指してやっていきたい」

■審査委員長の講評
横川竟 (株)きわむ元気塾 社長

「今、世の中で何が求められているか。3つの受賞プランはいずれもそれに対応したすばらしい出来だった。優秀賞の田中泰次郎氏はプレゼンテーションの仕方がすぐれていた。一農場の事業モデルとしても最高だった。ただ、地域への広がりという面であと一歩のところで頂点に届かなかった。最優秀賞の瀬音禎司氏はGAPを通じた地域農家の活性化が評価され、今後の波及効果も期待できるプランだ。あえて苦言を申せば、決勝大会に向けて、発表の仕方をもう少し派手にする必要があるだろう。具体的な数字で訴えかけてほしい。奨励賞の湯ノ口貴之氏の理念は、今後、食育が全国に広がっていくことを実感させてくれた」

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