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東北地方の購読者が35%を占めるそうで、震災後に定期購読の解約が相次いでいるそうなのです。派手にA―1グランプリや『Agrizm』を立ち上げられたので、昆社長は商売人なのかと疑っておりましたが全くの杞憂でした。『Agrizm』は休刊で『農業経営者』も編集者を減らしたそうです。昆社長は啓蒙家であり、ものづくりであって、そのような人に金勘定をさせないことが商売人の務めだと考えます。
数少ない読者の皆様、日本の農業を心から発展させたいとお考えの皆様、農業技術通信社にカンパをする気持ちで『農業経営者』の年間購読料値上げ緊急動議に賛成票をいただけませんでしょうか。僕は農業関連の仕事を始めたことにより知ってしまいました。実は儲かっている農業生産者が多いことを。農水省は『農業経営者』には補助金を出さないでしょう。ならば農業生産者が自腹で補助金の一部を農業の未来のために還元しませんか。この動議は昆社長には断りなく勝手に発言させていただきました。
僕が商売人になった理由は、金勘定の下手な“ものづくり”を応援したいという気持ちからです。22歳でIVSテレビというテレビ制作会社に日雇い採用されました。30名ほどの弱小制作会社はテレビ番組をコツコツと制作してトントンか赤字を出すと言うテレビ局の下請け制作会社です。当時31歳でまだ無名だったテリー伊藤さんの元でADやディレクターを不眠不休で勤め、数々の高視聴率番組を制作しましたが、著作権を持たない下請け制作会社が正当な経済的評価を得ることはありません。そこで、僕は27歳で制作者から金勘定をする商売人に成り下がり、事業部を設立して年間10億円の利益を上げることに成功しました。そんな経験から優秀な商売人の勤めとして、“ものづくり”を応援したいのです。
ビジョンなき発展はありません。日本の未来のために『農業経営者』という指南書を失いたくありません。
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高橋がなり タカハシガナリ
国立ファーム(有)
代表取締役
1958年生まれ。専門学校卒業後、佐川急便にてドライバーを経験。その後テリー伊藤に見込まれ、「元気が出るTV」などのディレクターを務める。30歳で起業するも、二社の経営に失敗。三度目の正直でアダルトビデオメーカー「ソフト・オン・デマンド株式会社」を設立。10年で100億円企業にまで育て上げて引退する。2006年4月に「青葉株式会社」を立ち上げ、農産物の生産から流通、販売まで一貫して取り扱う「国立ファーム設立準備室」を青葉株式会社内に作る。過去にNTV「マネーの虎」に出演して一躍注目を集めたほか、『サイゾー』『Big tomorrow』『Ray』『R25』『フロム・エー』など多くのメディアに登場。人生を切り拓く独自の哲学が若者のみならず多くの人々の共感を得る。著書に『がなり説法』(インフォバーン)、『がなり流!』(青春出版社)、『社長の遺言』(インフォバーン)などがある。
高橋がなりのアグリの猫
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