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ライバルに 打ち勝つプレゼンノウハウ

情報整理でシンプルに伝える

聞き手の心をつかむには工夫が必要……と思っていても、どうすればいいか分からない読者もおいでだろう。このコーナーでは、プレゼン・コンシェルジュとして活躍する天野暢子氏にプレゼンのコツを教えていただく。A-1グランプリ出場者はもちろん、新規顧客への営業を検討していたり、各種勉強会での講師をお願いされたり、異業種との連携などを視野に入れている読者は読んでおいて損はない!

表とテーブルで情報整理

 情報はシンプルしたほうが伝わりますが、その方法として3点にしぼる以外に、表組みで見せるという方法があります。A社の強みと弱み、B社の強みを比較するという場合は、縦にA社、B社という行を作り、横に強み、弱みという列を作れば情報が整理できます。ここで入れる行と列を間違えては大変です。縦に続く行は、C社、D社のようにどんどん増やしてもいいものが並びます。住所録を思い出してください。横には郵便番号、住所、電話番号などの項目が、縦には全員の氏名が並びます。行と列にどのようにデータを割り当てて考える段階で情報が整理できます。

 ここでちょっとひと手間かけてみましょう。エクセルやパワーポイントで表を作成すると黒い線が表示されるようになっていますが、この罫線をすべてはずしてみましょう。随分と画面・紙面がすっきりします。文字の羅列とは異なって、セルの中で文字が左揃え、中央揃えなど整列するので全体的に整った印象も与えることができます(図1)。

 さらに、これをもっと視覚に訴える方法に加工していきましょう。プレゼンで見せるパーツは丸みを帯びているほうがやさしく安心感を与えることができます。そこで図形描画ツールで角丸の図形を描き、それを組み合わせたものに情報を入れていきます。文章→表組み→線なし表→ビジュアル・テーブル(図2)の順で、視覚に訴える情報に変わっていきます。

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