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成功したければ必ずリハーサルを
さて、全体の進行が決まったあとはリハーサルです。段取りを決めた台本といってもそれはあくまで机上のことです。30秒で説明できると思っていても声に出してみると終わらないかもしれませんし、時間が余ってしまうかもしれません。なるべく本番に近い状況を準備してリハーサルを行ないます。本番に近い状況とは、部屋の広さ、聞き手の人数、機材などです。まずは1人以上に聞き手役になってもらい、アイコンタクトをとる(視線を合わせる)練習をします。マイクを使うような場合はどちらの手にマイクを持って、どちらの手で資料を持つというところまでシミュレーションしなければいけません。
プレゼンの時にはジェスチャーも有効な方法です。これは大げさなアクションをするということではなく説明に有効な動作をしてみせるということです。「お伝えすることは3点です」と言って指を3本立てる、「Aはこちら、次のBはこちら」と言って、スライドや資料を指し示したりする行為です。手で示す行為によって説明は自然とゆっくりし、全体に落ち着きやゆとりが生まれます。
あなたの見た目も評価の対象
最後に、プレゼンの身だしなみについてもご紹介しましょう。人々が情報を得る手段はビジュアル(視覚)からが55%と言われています。スライドや資料もビジュアルですが、なんといっても聞き手の前に立っているあなたの見た目が重要です。いくら説明の内容が素晴らしくても、あなたがみすぼらしい格好やだらしない態度をしていたのでは第一印象で嫌悪感を持たれてしまいます。
基本はスーツです。ダーク系のスーツと革靴で臨みましょう。けれども、A-1グランプリのような農業ビジネスプランコンテストにおいては、普段の作業着もアピール材料になるのではないでしょうか。プレゼンの間じゅう、事業を、そしてあなたの人となりをアピールできます。
最終回までありがとうございました。練習を重ねればプレゼンは必ず上達します。皆さんのプレゼンが成功するよう、心より応援しています。
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