記事閲覧
――米国人に食ってかかる日本人はいない? それは間違いだ! 六本木のおねーちゃんはGIジョーといつも暴れているぞ。日本にも日本の国益を守るってアンクルサム(合衆国政府)に正々堂々と正面攻撃をかけた政治家がいたようだけど。結局、国益どころか自分の命も守れなかったようだけど。
「日本人は時間感覚が我々と違うようだね。たとえば『サマータイム』をなぜ日本は導入できないのかな? 昼間の有効利用の話ではなく、朝4時に明るく、緯度が高い北海道には最適な制度だと考えるけど。やはり日本人は怠け者なのか? 朝7時の東京駅には誰もいないけど、米国の主要な都市だったら7時にはみんな動き出している。それに休日が多すぎると思わないか? 休みが多くて給料が上がらないのは当たり前。そんなに日本人は物を生産しなくてもやっていけるホワイトカラーにあこがれる理由は、一体何なんだ?」
――たぶんうぬぼれがあるのかもしれない、白人国には及ばないがアジアの中では一番だと思っているんだから平和だよね。サマータイムは多くの高い緯度の国では常識だけど、降雪がない低緯度の南の都市では理解できないのだと思う。そんなこと理解できない米国の勝ち組の論理を日本人に語っても無駄かもね。
「組換え作物導入も遅れているね。米国の生産者は都市よりも決して豊かな生活をしているわけではない。日本も同じだね。米国の組換え農作物を作っている生産者は20年前と比べて栽培管理は楽になっているが、その代わり以前よりもより多くの農産物を、国内はもとより国家戦略的に輸出産業に協力する責務を負っていることを忘れてはいけない。でも日本は違うようだね。まだまだ国に余裕があるのかな?
米国にも組換え作物に賛成派もいれば反対派もいる。しかし現実に組換え作物は栽培されている理由は生産者、流通、加工、販売者にとって利益が出るからだ。日本では違うのだろうか? やはりそれを食べていながら、作らせない雰囲気を肯定する考え方は間違っている。自分たちが成熟しない社会を作っておきながら、社会の利益を考えることができないのは残念だ。ところでどう? このイヤミのアドレス気に入ったかい? 君のアドレス・ミヤイ(381)には負けるけどね」
会員の方はここからログイン
宮井能雅 ミヤイヨシマサ
西南農場
代表取締役
1958年3月、北海道長沼町生まれ。現在、同地で水田110haに麦50ha、大豆60haを作付けする。大学を1カ月で中退後、農業を継ぐ。子供時代から米国の農業に憧れ、後年、オーストラリアや米国での農業体験を通して、その思いをさらに強めていく。機械施設のほとんどは、米国のジョンディア代理店から直接購入。また、遺伝子組み換え大豆の栽培を自ら明かしたことで、反対派の批判の対象になっている。年商約1億円。
北海道長沼発ヒール宮井の憎まれ口通信
ランキング
WHAT'S NEW
- 有料会員申し込み受付終了のお知らせ
- (2024/03/05)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2023/07/26)
- 年末年始休業のお知らせ
- (2022/12/23)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2022/07/28)
- 夏期休業期間のお知らせ
- (2021/08/10)