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世界の農業機械・資材トレンド

オーストラリア、米国、オランダ、南アフリカ

オーストラリアの農業生産者は、テストが成功すれば限定販売されるハリントン型雑草種子粉砕器を2年以内に手に入れられそうだ。西オーストラリアでディーゼル整備業を営むケビン・クレン(25歳)が代表を務める家族信託法人は、今年初めにエンジニア社を買収し、同社が所有する世界的に注目されているこの革新技術を商品化する契約を結んだ。

オーストラリア 雑草種子粉砕機がいよいよ商品化へ

 オーストラリアの農業生産者は、テストが成功すれば限定販売されるハリントン型雑草種子粉砕器を2年以内に手に入れられそうだ。西オーストラリアでディーゼル整備業を営むケビン・クレン(25歳)が代表を務める家族信託法人は、今年初めにエンジニア社を買収し、同社が所有する世界的に注目されているこの革新技術を商品化する契約を結んだ。パースの南東256kmに位置するコジョナップ市を拠点とする同社は、いすゞ社製エンジンを搭載したプロトタイプを4台所有し、現在、西オーストラリア除草剤抵抗性戦略と共同で北部の小麦生産地域を含む様々な圃場でテストを続けている。この装置は収穫作業をしながら雑草の種子を粉砕してしまうのだ。この技術は大手穀物集荷業者であるGRDC社が資金を出して開発したもので、同社は特許も取得している。改良した鉱業用ケージミルをコンバインでけん引し、粉砕するという優れもので雑草の種子を粉々に砕いて発芽能力を奪う。

 「このプロジェクトに参加するに当たり、ほかのエンジンも調査してみたのだが、最終的には多少の手を加えていすゞ社製の200馬力4HK1型ディーゼルエンジンを搭載することにした」とケビン・クレン氏は言う。

 主な改良点はラジエーターの穴を大きくし、大きいサイズの空気浄化フィルターに交換したことだ。これにより乾燥した埃っぽい環境でも目詰まりを起こさないようになったとのことだ。

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