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独断注目商品REVIEW

34 馬力から使える!?水田用丘曳きプラウの新時代

スガノ農機(株)が水田用丘曳きリバーシブルプラウの新しいモデルを発売した。これまで同社の丘曳き用のラインナップは、畑用で120馬力以上、水田用で50馬力以上といずれも高馬力トラクタがなければできないというイメージを抱かせてきた。そこに、40馬力以下のトラクタに対応した12インチ4連プラウが登場したという点は興味深い。

ボトムプラウ 水田用丘曳きリバーシブルプラウ

 スガノ農機(株)が水田用丘曳きリバーシブルプラウの新しいモデルを発売した。これまで同社の丘曳き用のラインナップは、畑用で120馬力以上、水田用で50馬力以上といずれも高馬力トラクタがなければできないというイメージを抱かせてきた。そこに、40馬力以下のトラクタに対応した12インチ4連プラウが登場したという点は興味深い。

 先日、取材先の旭川近隣で、水田車輪をつけた作業風景に出会った。近年見かける機会が少なくなっているが、その理由には土壌改良が進んだことに加えて、セミクローラ、フルクローラトラクタが普及していることが挙げられよう。


水田作業向けにこそ丘曳き用のニーズがある

 だが、クローラタイプに転向すれば、牽引力を利用した作業の効率化が図れる一方、一般的なプラウの溝曳き作業には適さない。

 溝引きプラウといえば、前工程でできた溝に片側のホイールを落とし、車体を傾けて作業を行なう。隣のラインとの間隔が一定になり、安定した作業幅を得やすいのはホイールトラクタ特有の利点である。だが、クローラトラクタの場合、クローラを溝に落として作業すると痛めてしまう。また、溝曳き作業時にホイールが落ちる溝にはトラクタの全自重がかかるので、土が締め固まって硬盤層を形成してしまうのではないかという懸念もあるようだ。

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