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特集

水稲育苗の技術と経営
遅れた機械化をどう克服するか

全自動苗箱整列機の導入


 ハウスへの展開は「アグロボ」と呼ばれる全自動の苗箱整列機が使われる。

 この機械は、通路を挟んで左右に5箱ずつ(合計10箱)の苗箱をハウス内に自動的に並べていく機械で、オペレーター人で、あとはフォークリフトで苗を運ぶ人がいれば1時間当たり1000箱の能率でキレイに箱を並べていく。オペレータ役の金井友和さんも予行演習はしていたが、実際の作業はその日が初めてというのに、まったく失敗もなくほぼ表示能力通りの作業ができた。フォークリフトを扱っていた笛木さんの後継者・笛木健一さん((有)笛木農園常務取締役)は、他の作業とのかけもちの苗運びでも支障はなく、1時間に1000箱の苗を並べるのに、2人で手が余るくらいなのだ。しかも重作業や腰曲げの作業姿勢からも開放されてである。これなら、同じ人が連日8時間働いたとしても苦にはならないだろう。オペレータの仕事はパレットの出し入れだけであとはリモコンを操作するだけ。若い金井さんにとっては、たぶん鼻歌混じりの作業であったろうと見た。

 今まで、この緑化ハウスへの展開に最低5人の作業員を付けていた。しかし、このアグロボを使うことによって、途中で一服したが、約2時間で65m×7・2mのハウスに2000箱をキレイに並べてしまった。その作業精度はまったく問題はなく、床締めしてあれば人手よりも正確かもしれない。

 後は出荷作業だけである。でも、展開と比べれば出荷は前工程の作業に追われない分だけ作業は楽だと彼等はいっていた。なお、笛木農園で使っている全自動苗箱整列機については62ページの「注目機」にも紹介した。ご参考願いたい。

笛木守さん
(ふえき・まもる)
昭和19年生まれ。
新潟県南魚沼郡塩尻町大字塩沢801
TEL.0257(82)1885

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