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フーテン人生の無邪気な視点

司令塔不在の日本

なでしこジャパンの快進撃とW杯優勝は、大半の人々には意外であっただけに日本中を驚かせ、且つ喜ばせてくれた。そして、なでしこたちの背景にからは、我々が学ぶべきものが垣間見えるような気がした。大会開始当日、あるスポーツ新聞記者と出くわした。「今日から女子サッカーW杯ですね」と言うと、「ああ、どうせ欧州勢にケチョンケチョンにやられるでしょう。あのもったり感が観ていてイライラする」

 なでしこジャパンの快進撃とW杯優勝は、大半の人々には意外であっただけに日本中を驚かせ、且つ喜ばせてくれた。そして、なでしこたちの背景にからは、我々が学ぶべきものが垣間見えるような気がした。

 大会開始当日、あるスポーツ新聞記者と出くわした。「今日から女子サッカーW杯ですね」と言うと、「ああ、どうせ欧州勢にケチョンケチョンにやられるでしょう。あのもったり感が観ていてイライラする」

 もったり感というのは、スピードと力が男子とはまったく違うから、男子サッカーを見慣れた目には動きがのろく感じるということだろう。確かにそうではあるが、遅いからこそ素人目に確認できる技術や戦略もある。なでしこの戦術は1975年の日本の女子バスケットが世界選手権で称賛された「忍者ディフェンス」と「マッハ攻撃」を彷彿とさせた。 例えば、右のポジションに居たはずの選手がプレー中にいつの間にか左に居て、しかもチーム全体の動きのバランスは崩れていない。むしろ、相手チームの守備がその動きに動揺している。こうした動きを可能にしたのは、なでしこなら澤穂希選手という絶対的な司令塔の存在があったればこそだろう。

 今回特に注目されたのが「パスサッカー」で、昨年の男子W杯までは典型的な日本のダメなサッカーの原因と考えられていたことは誰もが知っていよう。しかし、それが機能するや逆に絶賛されたわけである。

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