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米国 農業経営者は政府の規則・規制に懸念
米国北部の農業経営者が現在懸念していることを明確にするため、ケースIHはジョージア州アトランタにあるワールド・コンファレンス・センターで開催された農業機械先端技術展(Ag Connect Expo/2011年1月7~10日に開催された)における調査活動を支援した。
調査によると、政府による新しい規則や規制が現在2000ha以上の農業経営者の間における問題の筆頭に挙げられる。農業機械先端技術展に来場した農業経営者の30%近くが、翌年において自分の事業に最も影響を与える要因はそれらの規制であるとした。事業拡大に際しての土地の入手しやすさと価格は、世界金融市場での安定性、発展および変動要因とともに同順位で第2位であり、24%の農業経営者が懸念している。
そのほかに調査から明らかになった主な点は、米国の農業経営者の25%が農機の販売業者および専門家が、ファイナンシャルアドバイザーや農学者と並んで、意思決定に際し最も影響を与えるアドバイザーの役割を果たしていると述べている点である。また米国の農業経営者の約90%が全体として事業の成長を見込んでいる旨回答した。
中規模農業経営者に対する別のオンライン調査では25%が、翌年において自分の事業に最も影響を与える要因として事業拡大に際しての土地の入手しやすさと価格を挙げており、世界金融市場での安定性、発展および変動要因(21%)がこれに続いた。そのほかの重要課題は政府による新しい規則および規制であり、同時に経済成長および世界の人口増加に起因する農産物需要の拡大などとしている。
オランダ チップ粉砕にひと工夫
木材チップはオランダにおいて、バイオガス設備の燃料としてますます人々の興味を引いている。しかし、この「新しい」エネルギー源には問題もある。例えば、実際の粉砕作業を行なうにあたって必要となる操作設備という点では、狭い作業スペースでの操縦性が重要な検討課題となる。粉砕チップを「収穫」するために、オランダの請負業者の多くはトラクタ/トレーラ連結車を、トラクタを電源とするチッパーの横に停車させており、これが余分なスペースを取っている。巻き付け型「Chipbox 5」はこの問題に対応するものである。ホッパーおよびチッパーがそれぞれ後部連結部と前部に設置され、この組み合わせはバランスを保ちつつ比較的容易に限られたスペースを絞り込み、地面との設置面積を最小限にする。オランダのOBMテック社が提供する「Chipbox 5'」は約5立方メートルのウッドチップを処理し、高さ3mまでの油圧ダンプを搭載する。チップボックス単体の重量は約1tであり、満載した場合は木材の種類にもよるが最大重量は2.5tである。ボックスの価格は約1万3000ユーロである。
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